藤之鍾儀丹治(フジノカネ)

「本質」・「ミッション」・「パーパス」・「人儲け」、、、経営においてこうした”キレイ事”が極めて重要であることは自明であるものの、これらは、既に“回っている”会社ｏｒローンチしたての”夢しか売るものがありません”的な新興企業が社内外のエンゲージメントを高めるために謳うものであり、何年も燻っている中堅企業がいつまでも誇らしげに最前面に掲げるものではない。これらの数値化できない単語は、社内のマインド面の説得材料にはなれど、社外を説得することは到底できない。

「真心込めてます」と言いながら痒くないところを延々掻かれても、誰も喜ばないことを知れ。

回っている会社はいい意味で“カネの奴隷”だ。まずは社会・経済・カネに徹底的に迎合して、軌道に乗せろ。見放される前に。

ベテラン投資家・某経営者より

コロナ禍とはいえ、遡って冷静に長期チャート・各々の高騰事由・社会背景を眺める。戦争等"人由来"の混乱が一応無い現社会情勢下を鑑みつつ、この企業体が付けている力・数字・理念を分析すれば、
いわゆる"泡"の要素が少ない今回、投資家は自ずと何をすればよいのかは見えてくるかと。老婆心ながら。

「企業価値そのものが、株価になっている事を悟るべきです。」って、アタマ大丈夫ですか？

この論理ならば、"風説の流布すら企業価値そのもの"とすら言える。そういう議論ではない。感情とのバランスを取りながら、もっともっと頭を使いましょう。