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No.1713
マージン・コール(BD鑑賞)
2012/12/15 01:45
マージン・コール ★★★ (BDで鑑賞)
リーマン・ショック発覚前夜の証券会社の内幕を描いた作品で、大規模なリストラを断行した夜に、若い社員がこれはヤバい状況になっている、ということを発見して、上司に報告したら、瞬く間にトップまで話が行って、緊急ミーティングが開かれて対応を協議するけど、とりあえず1日で全部売るしかない、という結論になって、残った社員総出で売りに走らせる。結局トップの人達は、住宅ローンを証券にして売ったことの道義的責任は置いといて、多額の利益を得た後も、自分たちの年収を維持することを何よりも優先させている、という、なんともやりきれなさしか残らない実態が浮き彫りになりますが、いろいろな意味で記憶に留めておいた方がいい出来事でしょうね。 -
No.1714
その夜の侍
2012/12/15 01:46
その夜の侍 ★★★
交通事故で亡くした妻への思いがずっと募っている男が、亡くなった五年後に今は出所している冷血漢の犯人を殺す決意をする、という舞台劇の映画化で、ずっと残された留守番電話のメッセージを聴き続けて、義弟も心配して女性を紹介したりする姿と、傍若無人な態度で周りの人達を威圧する犯人の姿が対照的に描かれて、その先にあるもの描くことで、どこか開放感のあるテーマが浮かび上がってくるのが面白いですね。 -
No.1715
恋のロンドン狂騒曲
2012/12/15 01:47
恋のロンドン狂騒曲 ★★★
ウディ・アレンのロンドン編の一つで、熟年離婚した夫婦の、夫は若い女優との再婚でトチ狂い、妻は占いに凝って、そのお告げを鵜呑みにして心の拠り所にしていて、その娘は売れない作家である夫との関係に悩んでいる、という具合に家族を巡る群像劇の形をとりながら、今の社会不安を背景にして、現状に対する不安と不満、とか、こんなはずじゃなかった、とか、そんな世相を皮肉に描いて見せていて、達観と諦観が入り交じった視点、というか、まなざしはやはり名人芸と言えるでしょうね。
ぼちぼち観ています。未書き込みは6本です。 -
No.1716
ねらわれた学園
2012/12/18 22:45
ねらわれた学園 ★★★
往年のSF学園小説をアニメ化した作品で、ここでは謎の転校生と彼が好きになる優等生の女子とその優等生が好きな男子とその男子が好きな幼なじみの女子、という少女マンガ的な恋愛模様を軸に描いていて、まあ、過剰な感じの画面構成を含めて、バリエーションとしてはこのような感じもあるかな、と思いましたし、ちょっと切ない感じがするのもいいですね。 -
No.1721
ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館
2012/12/22 23:49
ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館
出産時に妻が亡くなった若き弁護士が、生活の為に田舎の廃墟と化した屋敷に行き、遺言状が遺されていないかを捜すことになる、というところから、その屋敷にいる何かが近隣の村の子供を殺していく、というお話しで、思わせ振りな展開はよく、終盤の展開も納得ですが、最近はカメラの性能がいいせいか、暗くても結構映るのでしょうけど、せっかく屋敷の美術は雰囲気がありそうなのに、暗いだけでゴシック・ホラーのムードが盛り上がらないのは残念ですね。 -
No.1722
最終目的地
2012/12/22 23:50
最終目的地
久しぶりのジェームス・アイボリー作品で、舞台はウルグアイ。学術論文で職を得る為に書き上げた、ある作家の伝記の公認を得ようとして遺族がいるウルグアイに行った青年と、作家の家族のお話しで、未亡人と愛人とその娘、弟と世話をする友人が住むその各人がバラバラで、伝記公認の話も膠着状態になってしまうけど、その青年の影響か、彼がもたらした波紋は各人の心を解きほぐしていく、というお話しは、目新しいことはないですけど、人間模様を細やかに描くアイボリーのタッチは健在で、なかなか味わいがありましたね。いつものアンソニー・ホプキンスの他にローラ・リニー、シャルロット・ケンズブール、真田広之といった国際的なキャストも魅力でしたね。 -
No.1723
フランケンウィニー
2012/12/22 23:50
フランケンウィニー
ティム・バートンが以前短編で撮った作品を長編ストップモーションアニメとして描いた作品で、科学オタクの少年が家族同然で可愛がっていた愛犬を事故で亡くした後、雷の電気ショックで甦らせる実験を実行して成功するけど、クラスメイトに秘密がバレちゃったことから大騒動になってしまう、というお話しは、ホラー映画のようなムード満点で、ティムが好きなホラー映画や怪獣映画へのオマージュみたいなところがあるのもうれしく、楽しめましたね。 -
No.1724
映画と恋とウディ・アレン
2012/12/22 23:51
映画と恋とウディ・アレン
ウディ・アレンの足跡を辿るドキュメンタリーで、家が貧しく堅実な職業に就かせようと思っていた親の意向とは裏腹に、学生時代からジョークを書いたり漫談をしたりしてウケていて、自然と芸能界に入った、とか、『アニー・ホール』で描かれていた通り、小学生の頃から「人はいつか死ぬ。」ということを意識していて、その人生観とコンプレックスが創作の源泉になっている、というところが分かるのが興味深く、ファイナル・カット権を早い時期に手に入れて作家性をキープしているのは驚きで、ギャラよりも創作の自由を選ぶ嗅覚はウディらしく、以前のインタビューでもこの作品でも言っていたように、書いている時が一番楽しく、いざ撮影となるといろんな妥協をしなければならないので、完成した作品がどれも失敗作に見える、という発言に見られるように、やはりウディは映画監督である前に作家なのだな、と感じましたね。 -
No.1725
綱引いちゃった!
2012/12/22 23:57
綱引いちゃった!
大分県の職員の女性が、県のPRの一環として女性の綱引きチームを作って全国大会出場を目指すことになる、というお話しで、そこに民営化の為に閉鎖を告げられている給食センターのおばさんを引き入れる、という要素も絡めているのはいいと思いますし、いわゆるスポ根もののパターンの展開もベタなところがいいと思いますけど、終盤のあの展開は風呂敷広げっぱなしな感じがしましたね。
未書き込みは4本、今年はあと9日間、年内に観る予定の作品はあと11本。まあ楽勝ですかね。ベストテンは大体決まりました。けど、アレをまだ観ていませんからどうなりますかね。 -
No.1727
砂漠でサーモンフィッシング
2012/12/26 23:05
砂漠でサーモンフィッシング ★★★
魚に関する学位を持つ役人が、イエメンの大富豪からの砂漠に川を作って鮭を遡上させたい、という無茶な申し出を引き受けることになってしまうけど、若い大富豪の真摯さとコーディネートする財団の女性との関係から、だんだんその無謀な夢にのめり込んでいく、というちょっといい話を描いたラッセ・ハレストレム作品で、夢物語の中に盛り込まれるイギリス流のユーモアが楽しいですね。 -
No.1728
生き抜く 南三陸町人々の一年
2012/12/26 23:06
生き抜く 南三陸町人々の一年 ★★★
大震災に関するドキュメンタリーはテレビでも数多く放映されていますが、こちらは大阪のテレビ局制作のドキュメンタリーで、震災から一年の南三陸町の人々を追っていますが、観ていて強く思ったのは、一年という月日は人々の心の癒しにはほとんどなっていない、ということでした。特に高齢の方は将来に対する希望や展望が全く見いだせないようで、観ているこちらも暗憺たる気持ちになりますね。 -
No.1729
ホビット 思いがけない冒険
2012/12/26 23:13
ホビット 思いがけない冒険 ★★★
『ロード・オブ・ザ・リング』の前日譚である本作はビルボ・バギンスがフロドらの冒険の60年前に、ドラゴンによって国を追われたドワーフの王子の王国奪還の旅に同行することになる、というお話しで、多くのドワーフが出てきたり、危険な洞窟に入り込んでからの目まぐるしい冒険は、まさにピーター・ジャクソンの馬力と演出力が存分に発揮されて、感心させられましたね。
未書き込みは4本です。年内にあと何本観ることができるでしょうかね。 -
No.1731
ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ
2012/12/29 23:51
ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ! ★★★
ニューヨークで開催される名門バレエ学校への進学や名門バレエ団への入団が決まる十代の若者たちの登竜門となるコンクールのドキュメンタリーで、五千人エントリーしてニューヨークでの最終選考に残るのは二百人、という狭き門を目指す若者たちの中から数人ピックアップして追いかけていますけど、いずれも才能と環境に恵まれた若者で、そんな中でもたゆまぬ努力を続けて決戦に挑む姿は、身内でもないのに応援してしまいますね。かなりのエリートにスポットを当てているので、上手くない人が努力して栄冠を目指すみたいな構図にはなりませんけど、努力だけではダメな厳しい世界、ということでしょうね。 -
No.1732
もうひとりのシェイクスピア
2012/12/29 23:51
もうひとりのシェイクスピア ★★★
ローランド・エメリッヒが描くシェイクスピア替え玉説のお話しで、正体は表舞台に出ることはない貴族という設定にして、そこに劇作家の内幕というより、王位継承を巡る陰謀と愛憎を絡める、というスケールの大きいドラマにしているのは、エメリッヒらしいですね。バネッサ・レッドグレイブのエリザベス女王は『恋に落ちたシェイクスピア』のジュディ・デンチよりもチャーミングで、若き日を娘のジョエリー・リチャードソンが好演しているのもよかったですね。 -
No.1733
シェフ〜三ツ星レストランの舞台裏へ...
2012/12/29 23:52
シェフ〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜 ★★★
超一流だけど、旧態然として新メニューのアイディアが何も浮かばないシェフとパリの三ツ星レストランのあらゆるレシピが頭に入っているけど、こだわりが強すぎてどこへ行ってもケンカしてクビになる男が手を組んで、三ツ星レストランを維持しようと奮闘するお話しで、ご都合主義的でふざけた場面も多いですが、気楽に楽しめましたね。 -
No.1734
グッモーエビアン!
2012/12/29 23:55
グッモーエビアン! ★★★
育ての親のパンクロッカーの能天気で明る過ぎる言動がうざく感じるようになった中3女子と家族のお話しで、多感な時期のお年頃な心情を描いているのはいいですけど、パンクロッカーの男と母親にハジケてるオーラがもっと出ていたら、作品全体が活き活きとしたものになった、と思いましたね。
今年もあと2日。未書き込みはあと2本。年内観る予定の作品はあと5本。果たして間に合うでしょうか? -
No.1735
今日、恋をはじめます
2012/12/30 23:41
今日、恋をはじめます ★★
お堅い女子高生がチャラいイケメン男子に無理矢理言い寄られて恋してしまう、という、恋に恋する女子高生の夢を描いたようなお話しで、今どきの女の子はこんな憧れを持っているのだなあ、と呆れる…じゃなくて感慨に耽りながら観ていましたね。まあ、大人が観たら、リアリティーは全くないように感じると思いましたね。 -
No.1737
チキンとプラム
2012/12/30 23:43
チキンとプラム〜あるバイオリン弾き、最後の夢〜 ★★★
『ベルセポリス』のマルジャン・サトラピ 、ヴァンサン・パロノーが描いたメルヘンチックな大人の童話で、生涯最高の恋愛に破れ、望まない結婚をしたバイオリン弾きが、家庭を省みないことに腹を立てた奥さんにバイオリンを壊されて、絶望して死ぬことにして、その最期の八日間に走馬灯のように見た夢を描いていきますけど、バイオリン弾きの叶えられなかった夢と、彼を想う周りの人達の願いが同じなのにすれ違っている、というのが切ないですね。 -
No.1738
ブレイキング・ドーン PART2
2012/12/30 23:46
トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン PART2 ★★★
前作でとうとうヒロインがヴァンパイアになって子供が産まれたことで、その子供がヴァンパイア族の中で脅威となる、というわけで、今までどうにかこうにか関係を保っていた王族との最終決戦となり、彼らは味方になってくれる特殊能力をもつヴァンパイア達を仲間にして立ち向かっちゃう、という都合のいいお話しになるのはまあいいとして、最後の決戦もいろいろ見せた後のアレ、というものファンが観たかった場面を総ざらいサービスみたいでしたね。とりあえず、作った皆さんも観続けたこちらもお疲れ様、という感じでしょうかね。
未書き込みはあと1本、明日も2本観に行きます。今年もあと1日ですね。

HICK ルリ13歳の旅
2012/12/15 01:44
HICK ルリ13歳の旅 ★★
破天荒な両親に見捨てられて、13歳で家を飛び出し、ラスベガスを目指して旅をする、という女の子のお話しで、過去にいろいろあったみたいな男や女と知り合い、旅を続けていく内に、いろいろなゴタゴタに巻き込まれていき、そこから家に戻るか、前に進むか、の選択を迫られる、という展開は世代によっては共感を呼ぶところがあるのでしょうね。日本と比べてアメリカはいろんな意味で行動的、ということなんでしょうね。