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投稿コメント一覧 (30コメント)

  • >>No. 27

    こんばんは^^
    今夜は、例の本能寺での信長の言葉と伝えられる”是非に及ばず”について考えてみたいと思います。最近の有力説になった、長曾我部交渉に関する反発説というのは、かなり説得力があるように思います。攻めてきたのが光秀の軍勢だとわかって、”是非に及ばず”ー仕方がないな、思い当たることがあってフに落ちた言葉です。だと思います。運命を悟った言葉だともー。そういう人間であったな光秀は、と思ったのかも。まぁ、きれいごとであるはずはありませんが、そんなところだと思います。その後の光秀の行動がどうにも消極的に見えて、決して光秀は天下を狙ったようにはみえません。信長を成敗して事成れり、という感じです。それに引き換え、秀吉の電光石火の行軍は対極にあるものです。
    ところで氏の光秀は認知症(?)説をとってますね。それも天下に対する欲望はかなり疑問符のつくものですね。愛宕山での連歌は、もし天下を本当に望んだのならば、ああもあからさまには詠まなかったと思います。それよりもなんか屈折した感情が有って、あのように詠んだような気がします。明智光秀が後世、超有名人になったのも、そのへんのところを人々が感じ取ったからだと思います。ただ他の家臣から言わせれば光秀は論外ですね。誰も味方しなかったのも当然です。”是非に及ばず”とは、理解したと信長が言ったということです。戦国時代だと勝手に想像できて楽しいですね^^

  • >>No. 28

    この小説は。秀吉の奉行だった長束正家のことを書いている。作者は”算用者”というふうに正家を呼んでいる。すなわち、戦に際しての兵糧の用意とか、税のもとになる田地の測量とか、必要な計数を調べて秀吉に示すのが仕事である。題して「天下を計る」-最新刊である。
    おりしも大河ドラマの進行にかかわる部分もあるので、興味はそそられる。しかしこの物語は”関ヶ原”をもって終わる。主人公は敗者の側であり、死んでしまうからである。物語はずんずんと読む者を引っ張て行くー。まるで戦国史の内実をなぞるように、なるほど、なるほどとうならせられる。数々のテレビ・ドラマでおなじみの秀吉、家康のことは実によく描けてると思う。「権力者」というものの恐ろしさも然り。四の五の言ったら殺されてしまう。これは現代でも同じだと思うが・・。現代では”首切り”の意味が違うし、”干し殺し”の意味も違うだろう。
    秀吉の朝鮮攻めに際しての兵糧運搬の話はすごい。
    秀吉が死んでしまえば家康の出番である。奉行である正家は三成と行をともにすることになる。そして”関ヶ原”はやっぱ大勢の赴くところーなるほどな、と思う。現代の今にも通じる話である。
    最後になりましたが、作者の今後の健闘を祈るものです。

  • こんばんは^^
    岩井三四二氏の単行本の発刊を待ち望む者です。
    氏はあまた書いてきたのですから、発刊速度が多少遅くなっても気にするものではありませんが、すこしだけ気になるので・・・。ただの読者ですから立ち入ったことはいいのですがー。
    わたしは戦国時代小説というのは一大ジャンルだと思ってます。小説に史実は大切ですがーBSの歴史検証とか盛んですねー小説は大枠で史実を踏まえてもそれはフィクションですから、大いに想像の羽を伸ばして書いてもらいたいものです。これは鑑賞者の願いです。だってそうでしょ?99.99999パーセントの非権力者が居たのですから、戦国時代には。ほんのごくごく少数の、描き手垢のついた支配者のことだけではないと思いますが・・。これは鑑賞者のわがままでしょうね。
    氏にはご自愛をお願いして、単行本の発刊を待ち望む者です

  • >>No. 36

    こんばんは^^
      テレビでちらと見たのですが、夏?ごろに三成映画が上映されるみたいですね。関ヶ原を描いたものだそうです。もしかして、この映画の原作は氏の作品である「三成の不思議なる条々」ではないでしょうか?それでお忙しくてなかなか書く時間が取れないのかなと・・・。それなら納得です。

  • >>No. 37

    「家康の遠き道」を読む
     久方ぶりに氏の著作にありつきました。
     氏の筆が「家康」に来るとは居思いませんでした。
     でも氏の筆は前作の中でのように、「秀吉」「家康」に関しては冴えているのです。この作品は「家康」の晩年ー秀忠に将軍職を譲って駿府に引いたころから大坂の陣を経て家康の死までーを描いてます。まさに老人の心理に分け入ってあれこれと。さもありなん、と思うばかりにー。実によく書けていると思います。
    例によって氏の参考文献の多さにも驚きます。それらを消化しての筆ですからなんとも、という感じです。
    愛読者として一言言わせてもらえれば、氏の作品は少しく変わったかなとー。氏もずいぶんと書いてきたわけですから、変わって当然ですがー僭越覚悟で言わせてもらえればやはり”達観”したような感じに受けとれます。鑑賞者のわがままと流してください。

  • 哀悼犬養道子氏

       昭和生きし女逝けり百日紅

         松緑

  • >>No. 38


    「絢爛たる奔流」読ませて頂きました。   
      この小説の主人公は、角倉了以です。すみのくらりょうい。
      時代は徳川幕府のできたばかりで、まだ家康が存命の頃、豊臣氏も
      秀頼が大阪城にいたころのことです。
      登場人物も様々出てきます。家康をはじめその配下たる大久保石見守
      とか本多上野介とか。しかし中心はあくまで主人公ー非武士で商人の
      角倉了以ー。彼はなぜか地元の川を整備して舟を通そうと決意します。
      いままで誰もやったことのないことを志したのです。一口に言えば川の  整備ーしかし実際には綿密な計画と試算がなければなりません。でない  と己の資金のみでやるのですから、たちまちに行詰まってしまいます。
      身内をはじめ周囲の者は、ほとんど反対ー何故そんな危険なカケをする  のだ、今の商売を続けてれば一族安泰ではないか、と。しかし主人公は
      かたくなに己の意志を曲げません。そこから物語は展開していきます。
      主人公のそれからの奮闘は読ませます。戦国の武将ものとはちがって、  主人公の苦労話は、読者たる者にもじかに伝わってきます。川を開削す
      るということは大変なことなのです。
      主人公は土倉(金貸し)ですから手代等を全く異なる仕事に投入するこ
      とになります。息子との意思の不疎通とか孫の病気(ハンセン病)とか
      本家とのかかわりとかー作者はようがんばってるなぁ、と思わせる筆運  びです。世に生きるもろもろの人が共感する内容です。特に幕府との関  係で前記の、大久保石見、本多上野とのやりとりは興味深かった。更に
      当時の文化人・学者も登場しますがなかなか読ませます。最後まで一気  に読ませて頂きました。人の一生も川の流れのようなものかもしれませ
      んね。

  • >>No. 40

    しばらく投稿できませんでしたが、「天魔の所業、もっての外なり」を読んだので感想を述べさせていただきます。
    この作品集は七つの短編から成っていますが、各自独立してるようで
    いて,時間軸ではつながってるようです。主に日野富子が顔を出して
    応仁の乱の背景等がでてまいります。岩井先生の作品を読みなれた方なら、すらすらと読み進められます。読んでいて思ったのですが、その筆は、まるで昔読んだ芥川龍之介を思いおこすほどでした。知的文章が冴えわたっているのです。この短編集は時間を輪切りにして、その流れを際立たせようとしてるようにも見えます。巷間言われているのは日野富子は”悪女”だったということですが、庶民の側から見ればそうだったのでしょう。しかし権力者の妻として幕府の実権を握った富子には、それなりの理由があったのでしょう。この辺のところは
    今も昔も権力周辺のこととして、なるほどと思います。
    新しい手法で物語を編むということで、この短編集はおすすめです。先生の次なる作品を楽しみにしてます。

  • こんばんは^^
    終局に近づいてるようで、いつものようには書けないかもしれません。
    夏に出版された「政宗の遺言」ようやく詠みました。
    外様大名としての苦労話ーお家大事の江戸時代にさまざまな苦難が降りかかってきました。
    政宗が江戸藩邸にて逝去するまでの物語です。伊達家は幕府から付け狙われた存在でした。それをクリアすべく政宗はがんばるのです。なんか戦国と違い江戸時代というと、息が詰まるような時代ですが、そこのところをよく描いていますよ。現代ではどうでしょうか?

  • こんばんは^^
    鎌倉幕府最期の時、六波羅探題の北条氏が関東に帰ろうとした時、一族が今の岐阜県に入ったところで、あちこちから集まった野族によって討ち滅ぼされたということです。番場とかいうところに一族の墓があるということです。風向きが変われば、へいこらと付き従っていた民も牙をむくのです。この国の歴史はそれが当たり前のことです。幕末維新の時でさえそうでしたから。確か漱石の「坊ちゃん」の登場人物たる清さんも、元は幕臣の娘でした。
    これは1945年8月15日の朝鮮半島下でも同じだったのではないでしょうか。
    人間とは本来そういうものです。それが 今世界中に広がってます。だから何ともです。
    ヤフー・サイトがなくなれば、ほかに金儲けのイチャモンサイトが現れます。

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