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投稿コメント一覧 (529コメント)

  • >>No. 1

    ひとは食べたもので出来ている


    そのとおりだ


    大根を切る
    瑞々しく白さを誇るこの食材が
    魔法のように美味しくなっていく過程を見る


    「何が出来るの?」

    「まぁ見てて」

    そんな母の声がした


    それは、たくさんの涙を隠しもせずに、私が彼女の前で流した朝であったりした
    魚の背に卵黄を刷毛で塗りながら
    または合わせ酢を作りながら
    うどんを打ちながら

    彼女の悲しい涙を見たことがなかった

    私は時々泣いたというのに

    おさげ髪をエプロンの肩に垂らして
    彼女は台所に立つ

    子を産み
    彼女の包丁の音は更にリズミカルになる


    そんな日にも
    泣きたい夜にも

    蛇口からは澄んだ水が迸り落ちたのだろう


    星(☆

  • >>No. 1

    時折吹く風がある

    風景は心優しくその周りにあり
    私はそれを見ていた

    それは
    セピア色に変わるには
    まだ日が浅くて
    温みさえ語れる位鮮やかだ

    朝露が渇く前の道端で
    何一つ動かない時の中で
    決めなければならないことを見ていた

    凝視しても見えない一点を朝陽は照らし
    時は忙しなく廻りはじめる

    懐かしい絵に巡り合わせてくれるのは

    今、抜けて行った風かもしれない



    杏さん、懐かしい映像でしたね^^


    昔のアルバムを見せても、
    息子は茶化すだけですが、
    確かに自分はそうだったのだと背景が語ります^^;


    戻れないから今があるのだと、
    歩いて来たからだと^^

    色あせることはないですね^^

    星(☆

  • >>No. 1

    あまりにも眩しい道をわざとゆっくりと
    歩いていた


    このかけがえのない綺麗な時代を大切に誇りたい

    君が言った

    まるで人生の長尺を行き着いて戻って来たような君が、
    大人に見えた

    私はどうだったのか

    恐らく臆病にそろりそろりと階段を降りるように、
    歩いていたのではないか
    かけ上がる君の下で

    銀座の和光で大人びたバックを買った

    今、それが似合う人になっているのだろうか

    大好きな色は茶

    思いもよらない変化が、
    錆びもせず長い時間を撫でながら生まれて行く

    それは

    実は心地好い移ろいである

    君はどうしていますか?



    杏さん、長く銀座には行っていませんね。
    大人の街で眩しい限りでした^^

    星(☆

  • >>No. 1

    ふと懐かしい香りがした

    振り向いて少しだけ戻ってみる

    気のせいかしら?

    そんなふうに消えていくものがある

    幾つも幾つも見送りながら、
    僅かな残り香が積もっていく

    今年も優しい時間が重なっては、消え、
    いたわるように香りを残してくれた

    ありがとう と


    やはり重ねて伝えたい
    言葉は大袈裟だから
    心でそっと


    杏さん、今年は充実した年でしたね。
    勿論、良いことばかりではありませんでしたが。

    来週からは、少し身体やいたわらないといけないなと、
    そんなふうに思います。

    厳しい寒さです、ご自愛下さいますように。


    星(

  • >>No. 1

    まだきちんとした形も創れず、さ迷っていた。

    彼女はあの頃、ある一人の女性の形のない自由の後を追った。

    その人には、デザイナー仲間が沢山いて、休日にはアウトドアやスポーツにいそしむ時間を持ち、
    週末は、集う店があった。

    お酒も飲めないのに、大人びた会話を彼女は好んで聴く。

    そこには愚痴もなく、
    道を説くものもない。

    彼等は、日常の一時の瞬間を共にしていた。
    そして、良い表情で酒を飲んでいた。

    群れではなく、人が行き交う場に、
    流れる空気を吸いにくる人の時間だった。

    それぞれの背負う荷物をそっと置き、
    その荷物の重さを知る人達が、
    互いに量りもせず、
    流れの一時に身を置く。

    それを何と呼ぶのか、
    解りもしないまま、
    彼女は優しい人達の流れにいたのだ。

  • >>No. 1

    あの日、何時ものように彼女はその人に連れられて、
    彼等の仲間の流れに紛れていた。

    男性が店の包丁を砥ぎ出し、
    誰もがその音を聞いていた時、
    その人はそっと彼女に呟いた。

    「ね、この人こういうことしている時、本当に良い顔するでしょ?」

    砥いでいる人は、新聞社の気難しい記者だった。
    少なくとも、彼女にはそんな顔を見せていた。
    勿論、昼間に見せる表情だが。

    その人の言葉通り、彼は何とも穏やかな良い表情で砥でいた。

    荷物を置いた場所に思いも馳せず、
    この瞬間を悠々と泳いでいるような、
    そんな顔だった。

    人の形とは、こんなこんなふうに作られて行くのだろう。

    狭いカウンターだけの店で、
    彼女もまた、一時の流れを気持ち良く泳いでいた。

  • >>No. 1

    凍らない冷たい河を、流れて行く木の葉を見つけた。


    冬は好きだ。

    甘えたようなこの地でも、
    崖道に挑むように強ばった頬の朝もあった。


    遠ざかる傷みは、
    その色を深く染めていくね。


    でも、綺麗だと思う。


    枯れいくもの達を撫でながら、
    芽吹く命を抱きしめれば良いと、
    凍らない雨が君に落ちる。


    冷たい朝、君の音にならない言葉が、
    白くなり慌てて消えた。

    隣には私が確かにいて、
    君の消えた息を忘れないと、そう思えた朝だった。


    杏さん、こちらこそ本当にありがとうございました( v^-゚)♪

    良いお年をお迎え下さいね♪

    そして、新しい年もよろしくお願いしますm(__)m。


    星(☆

  • >>No. 1

    戻るところをまだ失っていない君が旅立つのはいつだろう?

    生を送り出したという不遜はなく、
    君が私の傍らに仔犬のように横たわった瞬間に、
    私は涙した。

    涙の意味は重なり、
    ありがとうと眠る君に伝えた日々。


    君は私を母と呼び、
    何も責めず私と歩む。


    私を見下ろす君の瞳は、
    あの日の君のそれではなく、
    綺麗に開かれている。

    間もなく旅立ち、
    それぞれの生を生きるのだろう。

    君にまた伝えたくなった。

    更に重ねられた言葉を。



    杏さん、こちらこそ今年もよろしくお願いしますm(__)m

    お正月って、良いですね。
    ラグビーを見ながら暫しのんびりしていますよ^^

    星(☆

  • >>No. 1

    慌ただしい年の瀬に、年明けが重ねられた。


    もう何年も繰返される。

    夜、郵便受けを開けて文の束を手に家に入る。

    文…薄い葉書ではあるが、時の流れと、
    そこに留まったままの過去がある。

    もう長年逢わない時を各々重ね、
    量れない出来事を踏みながら、
    人は繋がって行けるのだろう。

    齢八十になりました…そうしたためてくださったのは、
    かつての上司だ。

    退官前の新入社員を忘れもせずに、
    欠かさず届く文。

    繋がりは逢わずとも、
    こんな形で粛々と続く。

  • >>No. 1

    アオサギの羽根に似た空を見上げ


    雪?と君が呟いた

    今年は風に乗ったすすきのような雪を、
    確か一度見たきりだ

    首もとが寂しくなる秋口から、
    君がこうして雪を待つ

    何時からだ?

    多分、本当の寂しさを伝える人がいなくなってからだろう

    寂しさを抱える君の癖は、
    もう誰も知らない

    本当の雪が音を止めて、
    君が身じろぎもせず立ち尽くしても、
    君が雪に語る胸の内側を、
    僕は聴くことは出来ない

    静かな悲しみが降る場所で、
    君は少しだけ笑って見せるのかな

    時の狭間に隠れて泣きながら




    杏さん、出来れば何時も笑っていたいですね。

    人の前では…そうありたいと思います。
    星(☆

  • >>No. 1

    手に掬い、こぼれる水を見ている


    こんなに綺麗で、
    緻密な粒子が繋がり、
    そして離れながら、
    流れていける自由を手に、
    その形は一時も定まらず、
    貴女の身体に留まった。

    知らなかった。

    水を欲するという病を。

    貴女は随分と明るくなって、
    杖すらつかずに歩けるようになっていたから。

    気付けもしなかった。

    貴女の血が薄くなって、
    貴女を蝕んでいることを、
    私は見ることも出来ずに、
    横たわる貴女を見ている。

    貴女も見ていないのね。
    貴女をそんなに苦しめるものの姿を。
    だからこそ、こんなに清らかな水を欲して、
    貴女を満たしたかったのでしょう。


    大丈夫、貴女を満たすものは他に見つけましょう。

    きっと、見つかるから。

    星(☆

  • >>No. 1

    寒々とした空はグレーで、所々に青が慰める。

    泣きたいのに泣けない女の子が、
    玄関の扉を開ける前に、
    少し笑って見せる。

    そんな健気さに似て、その肩を抱いてあげたくなる。


    そんな鉛色の空を見上げながら、
    日本海は今朝も畝っているのだろうか?
    波の角を立てながら、
    思いきり泣けているだろうか?

    荒々しくも、思いの丈を表しながら。

    羨ましさを隠し持ち、
    穏やかに凪いでいる瀬戸内の海を見る。

    春の気配がほんの少ししたようで、
    空と海の境目をぼんやり見つめた。


    杏さん、素敵な詩を紹介して下さって有難うございます。

    こちらは雪が積りませんね、風花が舞うくらいです、少し淋しい…が本音ですね^^

    星(☆

  • >>No. 1

    「なぜ走るの?」

    彼女が聞く。

    「走らないと、忘れ物をしたようで。」

    朝4時家の玄関を出る。
    勿論ひとり、暗闇に人通りはない。

    その人は駆けていく。

    その人は家で仕事をしていた。

    朝、主人を送り出し、子供達が学校に行く。

    自分の時間を組み立てながら、
    何時も完璧に見えた。

    走り始め、
    その人の世界は広くなって行く。


    「朝、家族が出ていくと帰るまで誰とも話していないことに気付くの。」

    そう呟いた。

    自宅で巧みに時間を交錯させながら、
    ひとりだった。

    走るのもまたひとりだ。

    しかし、外に向かうその人が輝く。
    朝陽がまだ眠っている町で、そこだけが暖かい。

    彼女はそんな朝を目を閉じて見ていた。

  • >>No. 1

    まだ硬い

    間もなくやって来る春の陽を
    心躍らせ待ちながら

    じっと閉じる

    いつしか和らいだ外を感じ

    そっと開く

    それは驚くほどゆっくりとはにかみながら、
    しかし渾身の勇気を携えて現れるのだろう

    薄い薄い花びらは融けてしまいそうに光を浴びる

    眩しくて、嬉しくて、
    力が充ちて一気に開く

    輝きはその花びらを捉え
    輪郭さえもとろけるひかりの世界が
    あなたを包む

    短くも清らかなあなたの生を
    あなたは生きる

    私は目眩を覚えながら、
    あなたに見いる


    杏さん、こちらは暖かい日が続きますが朝夕は冷えます。
    ご自愛下さいますように♪


    星(☆

  • No.390

    Re;相槌

    2013/02/02 20:25

    >>No. 1

    アンニュイな微笑みなら、言葉がさまよっているのだろうか?
    音なく微笑みを返す術は、曖昧に時を流れて行く。


    ついつい、音にして思いなりを発してしまいそうになりますが、
    黙って話を聞く…優しい気持ちがそこにはあるような…。



    ネ-ムをひとつにしました^^



    星(☆

  • No.4805

    黄昏時

    2013/02/03 20:39

    >>No. 1

    力抜き闇夜に向かうひかりたち黄昏てなおたおやかに笑み


    小町さん、ランナ-さん、こんばんは(☆∀☆)

    名前をひとつにしました^^

    鱧は小さい頃はよく食しましたね。

    今は、ごく少量のパックを買う位しか出来ません;

    肉まんは豚まんと呼び、辛子酢醤油で食べます。
    ウスターソースとは思いつかない食べ方でした;

    ちなみに、穴子は蒸さずに焼きますし、焼いたものを茶碗蒸しに入れたりしますよ^^


    星(☆

  • >>No. 1

    沙羅人さん、咲沙さん、ふねさん、皆さん今晩は。


    >掘り返し隠露なる生を啄みし鳥の営み四季折々に

    沙羅人さん、またまたお詫び致します。

    露なる(あらわなる)と記したつもりでした;
    あらわなる…これも可笑しな表現でしたね;

    掘り返し陽に晒された生啄みし鳥たちもまた命繋げし

    沙羅人さんの、腸という表現は目から鱗が落ちる思いでした。


    晒された簾の色や昼下り春待つ我にひかり溢して



    名前をひとつに致しました。m(__)m


    星(☆

  • No.394

    二月

    2013/02/03 22:05

    >>No. 1

    少しだけ春を覗かせて、また舞い戻る姿勢を匂わせる二月。



    三つのネ-ムでしたが、ひとつで良いかなと思えたので^^


    星(☆

  • >>No. 1

    沙羅人さん、咲沙さん、ふねさん、皆さん今晩は。


    沙羅人さん、ご指摘ありがとうございます。

    溢れて…です;

    こちらは、ノロウィルスは治まり、インフルエンザが流行っています。

    加湿器が欠かせないのですよ;
    どうか、ご自愛下さいますように。


    枇杷の花ほっこり咲きし雨の朝水仙の香を足元に敷き



    ふねさん、ブログの更新が出来ずにおります;
    ご訪問いただきまして恐縮致します。


    星(☆

  • No.4809

    冬の海

    2013/02/04 22:29

    >>No. 1

    寒々と海眺めるや身を縮めいつしかひとり慣わしのごと



    最近はふらりと訪れることが多く、
    それはそれで幸せと感じたりもするのですよ。



    星(☆

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