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投稿コメント一覧 (95コメント)

  • TS阻害率を比較すると、

    A30: 54.2% ± 189
    A120: 83.8% ± 431

    vs

    LV60: 25.4% ± 301

    という結果。

    arfolitixorin, 30 mg/m2 でも、leucovorin, 60 mg/m2 より良い結果。濃度依存的に阻害率が増大することも確認。

    これだけ見ると、仮説通りという感じだが。

  • どっちも凄い仕事だと思うが、株価の下落に対する配慮が足りないところは、今と通底している印象を受ける。

    実際、そーせいは上場以降、株価が下がり続けた経緯がある。2008年~2009年には一度、地獄に到達していて、2008年の10月1日には30円を切るところまでいったのですよ(公開価格は800円)。そーせいの歴史を知らない人には信じられないかもしれないが、ヤバイ時代もあったという話。息を吹き返したのは、2012年以降で、飛躍したのはヘプタレス買収後。実際、GPCR創薬はそーせいの基幹技術になっている。アラキスの件もそうだが、買収判断は成功している。

    医薬品業界以外では考えられないような流れだが、医薬品という商品は非常に特殊なので、こういうことが普通に起きてしまう。研究開発期間が桁違いに長く、失敗する可能性も高いが、上市に成功すれば莫大な利益を生む。実際、そーせいで億り人になった人は何人か知っているし、公言している人も多いと思う。モデルナなんかも典型例で、単なるバイオベンチャーだった会社が、コロナウイルスのワクチンで大成功したことで、世界有数の製薬企業への道を歩みつつある。

    今のソレイジアは株価的には、そーせいの2008年~2012年に相当すると期待?している。もっとも、経営を誤ればそのまま沈没するリスクも高い。実際、伊藤忠の目論見は外れているわけだが、「医薬品ビジネスというのはそう単純ではない」というのが自分の考え。

    未来は誰にも分からないので、自分の判断を信じるしかないですな。

    そーせいの株価の歴史↓

  • 宮下氏がそーせいに在籍していたのは2003年~2007年なので、関わったのは「株式上場」と「アラキス社の買収」だと思いますが。

  • The Worldfolio にも荒井社長のインタビュー記事が出ています。

    2023/9/13
    Solasia: a journey of developing high-quality pharmaceuticals for cancer patients.

    お知らせで良いのでどんどん周知して欲しい。日本薬理学雑誌の総説の件も同様。

  • 期待しています。ホールド&追加。

  • 2023/09/05
    有機ヒ素製剤 ダリナパルシン(ダルビアス®点滴静注用135 ‍mg)の薬理学的特性と再発又は難治性の末梢性T細胞リンパ腫に対する臨床試験成績

    日本語で読める論文も出ていたみたいです(フリー, J-STAGE)。ググれば出てきます。論文執筆者はソレイジアの開発本部の皆様。こういうのは広く周知され、しっかりと評価されるべきです。

    素晴らしい総説だと思います!

  • 日本化薬でやっている適応拡大に関する非臨床試験の結果を加えて、導出時の契約一時金を上乗せできれば面白い展開になりますね。ダルビアスについては導出交渉を続けており、年内契約締結は堅そうな印象を受けています。とはいえ、いまいち進んでないように見えるのは、日本化薬の結果を待っているからではないか?と想像しています。

    「待っている時間がほんと勿体ない」「従業員は今、具体的にどういう業務をやっているのか」など、いろいろ思うところはありますが、キャッシュがなさすぎて身動きがとれないのでは?と想像しています。研究開発をやるにも、莫大なカネ(先行投資)が必要になるわけですからね。

    資金調達に失敗したのは、ほんと痛いと思っています。それが、タイムコストや機会損失として跳ね返ってきている。開発担当者のモチベーションも上がらんでしょう。SP-04やSP-05 の結果など、不安材料はいろいろありますが、最大の懸念は「財務的な安定性」に関するものです。市場から資金調達するにも、まずは株価を上げないと話にならない。

    もっとも、地味とはいえ上市薬を3つ持っているベンチャー企業の時価総額が74億というのはさすがに…、という思いはありますけどね。

  • 別件ですが、ダリナパルシンの Phase 2 の結果 (アジア) に関する論文も公開されてますね。

    2023/9/12
    Darinaparsin in patients with relapsed or refractory peripheral T-cell lymphoma: results of an Asian phase 2 study

    ダリナパルシンは「細胞内活性酸素種 (ROS) の発生とミトコンドリアの機能障害を介してアポトーシスを誘導、腫瘍細胞の増殖を抑制する」というメカニズムで働く。個人的には、作用機序が面白いと思っている。特定の抗原や分子を標的としないため、薬剤的な効果は特定組織に限定されないはず。適応拡大のチャンスは、いろいろあるんじゃないかと想像。

    PTCLだけでは市場規模に限界があるので、適応拡大に関する情報が早いとこ欲しい感じ。日本化薬には頑張って貰わないとですね。

  • 記事の日本語訳くらいすれば良いのにね。

    自分がIR担当者だったら、

    ・記事の全文訳(対訳)
    ・社長コメント(3行くらい, 日本の投資家向け)
    ・RecQL1-siRNAの補足解説

    くらいは最低やるかな。SNSなんて、最初からフル活用していると思うが。

    相手がどう反応 (認知) するかまで考えて、情報をどのタイミングでどう出すかのストーリーを構築、着実に信用を積み重ねて、株価の動きに反映させる。こういうのが、IR戦略だと思うのだが。

    要するに、想像力の欠如では。

  • 決算説明会の動画を観てみたけど、なかなか厳しい質問が相次いでいる印象。やっている研究自体は面白いと思うけど、マネーの問題はやはり大きいですね。

  • 資料を見る限り、ダルビアスについては、年内契約締結は堅そうかな。おそらく、日本化薬の動物試験の結果を待っているのだと思う。適応拡大についての道筋が生まれれば、契約一時金の上乗せも期待できる。まずはここですかね。中国市場に進出できれば景色は変わりうる。

    Phase 3が2連発でコケたのは、致命的ではあるがしょうがないとして、とりあえずは資金調達や株価低迷の具体的な対策について質問したいところ。直近の「行使価額修正条項付新株予約権の件」については、率直に言って、大失敗・大失態であり、開発資金の枯渇や株価低迷の原因の一つになっている。経営責任についてどう考えているのか。その他、ダルビアスの契約一時金はどれくらいの規模が想定されるのか。増資をするにしても、株価を上げないと話にならない。株価浮揚策についての具体策を提示して下さいなど。

    成長戦略も例年通りという感じだが、個人的には全く不十分だと思っている。ソレイジアの創業って2006年で、もう15年以上はやっているわけでしょう(荒井氏の入社は2007年、宮下氏がCFO代理になったのは2011年)。しかもこの間、ずっと高額報酬を受け取り続けてきたわけで。「営業利益の黒字化達成(研究開発費除く)」では許されないですよ。アムジェンは創業から6年で黒字化、ギリアドだって15年で黒字化している。少なくとも、時価総額を上げて、ステークホルダーの信頼回復をしないと普通にヤバイです。

    赤字優先を宣言している以上、ステークホルダーに報いるには、株価を上げてキャピタルゲインの機会を生むか、配当を出してインカムゲインで報いるしかない。自分は配当については否定的な立場で、結局のところ、株価を上げる以外に道はないと思っている。株価を上げるために今、具体的にどういう取り組みをやっているのかは説明して欲しいかな。

  • 直近で重要になるのは、上市した医薬品の価値最大化、現行プログラムの方針確定、あとは五稜化薬の件ですかね。乳がんの放射線治療でエピシルが使えることを示唆する論文も出ているし、あらゆる可能性を検討して欲しい。

    ダルビアスについては、適応拡大のエビデンスとセットで導出すれば、一時金を上乗せできるのかも。ダルビアス導出が未達なのは、ポジティブに考えるなら日本化薬の結果を待っているから。ネガティブに考えるなら、PTCL単独では買い手がおらず、今はNPPで対処するしかない、など。プレスリリースを読んでも、導出活動の進捗はよく分からない。

    SP-05はIsofol次第。再開できたらサプライズかな。SP-04についてはよく分からないが、ガントチャートを見るとバーが伸びている。そろそろ結果が出そう。マルホがブチ切れないことを祈るばかり。

    新しい開発候補品はどれも面白く、期待できると思う。もっとも先は長い。また、普通の核酸医薬 (RNAなど)で、複数の開発品を同時並列で進めるとか、そういう方向性も必要ではないかと。新規コンセプトばかりでも困る。

    医薬品を開発するには、資金がなければ話にならない。キャッシュフローを拡大する施策は必要だし、既存株主の信頼回復は急務。今回のリリースでも未だに「米国のバイオベンチャーのほとんどは赤字です」「時価総額1000億円超の企業は151社あり、うち営業赤字計上の企業は113社です」とか書いているが、レトリックが雑なんだよね。時価総額1000億越えの企業と、時価総額が80億を切るまで株価を下げ続けた企業を同列に語るなと思う。ソレイジアの今の経営は、米国では絶対に許容されない。

    SP-05の最終結果(悪材料)を公表する前後に、英国製のオープンカーがどうだとか、妙な記事が出たのは今でも覚えている。なんというか、ずれているのです。株主が何の情報を欲しがっているか、その情報を投資家がどう解釈するか、タイミングは適切かなど、諸々よく考えて欲しいと思う。

    時価総額1000億越えのベンチャーは、パイプラインの魅力だけでなく、圧倒的なプレゼン力で人を惹きつける力があるし、情熱をもってサイエンスを語るし、株主との対話だってしっかりやる。熱狂させるだけのパワーがある。

    今は、ほとんどすべての株主が損失を抱えている。成果と配慮が必要。

  • 研究の方向性自体は、面白いと思うけどね。とはいえ、かなり厳しい状況か。

  • 想定通りの決算という感じだが、全く予断を許さない状況。

    重要なのは、数字の状態や変化。数字こそが会社経営の現実であり、その変化こそが経営陣の選択だと考えている。重要なのは、何を言ったかではなく何をやったか。行動実績のみで評価する必要がある。

    まず、経営陣のとった行動について。「研究開発費、販売費及び一般管理費の内訳」を見るとかなり圧縮されている。コストカットはやっと前に進んだという感じ。ただ、単独で21人/連結で27人という規模で、かつ、新規のパイプラインがない状況で、人件費が2億3600万と重いのは気になる。また、コストの観点とは別に、先行投資するお金がないため仕事が作れず、高度人材の貴重な時間を浪費しているのだとすれば、大きな問題ではないかと思う。実際、研究開発費は1億9200万と削減されている。従業員の業務実態が気になっている。

    会社状況については、「現金及び現金同等物の四半期末残高」を見ると分かる通り、4億5300万しかない。資金調達は必須であり、しなければならない。問題はその方法の選択、上場企業経営者としての筋の通し方。

    すぐに思いつくのは以下の5つ。

    ①ダルビアスを導出してマイルストン収入を獲得、急場を凌ぐ
    ②あらゆる手段を用いて株価上昇を実現、最低行使価格の57円まで引き上げる
    ③銀行融資枠を用いた資金調達、急場を凌ぐ
    ④第三者割当増資
    ⑤行使価格を引き下げたMSワラントを新たに発行

    ベストは①で第13回新株予約権も相殺できると理想的。これを実現したら素直に賞賛できる。②はSP-05の復活次第でありえるかもしれないが、ほとんど運ゲーで、現実味がない印象を受ける。経営陣に他に秘策があるなら別だが。③はそれなりに現実的だと思う。④については、伊藤忠がバックにいない状況で、引き受けてくれる会社は見つかるのか?という感じ。⑤は論外だが、これを選択する判断力なら辞めて頂くしかない。失敗から学ぶ姿勢がなければそれまで。上場以来の株価推移を見れば誰でも分かる話。

    いずれにせよ、詐欺的なバイオベンチャーが跋扈する今の日本において、地味とはいえ3剤の上市を達成している。実績は正当に評価すべき。マネタイズやマネーマネジメントの失敗で、医薬品開発が滞っても倒産されても困るわけで。ほんと勿体ない会社。

  • 診断薬だけでなく、治療薬についても記載がある点は気になるところ。

    以前にも述べましたが、ソレイジアが次の開発候補に掲げているラインナップは、どれもセンスが良いです。診断薬が視野に入っている点も好感。個人的には、核酸医薬やDDSにもっと力をいれて貰いたい思いはあるのですが。

    光るものは持っているわけです。だからこそ、今の株価、財務状況、広報戦略が余計に勿体なく感じる。

    なんとかせんといかん。

  • 五稜化薬株式会社の件、自分が期待していたがん診断薬でしょうかね。こういう情報って、先方と調整して、同時にIRして貰いたい。

    東大の技術が元ネタだったはず。がんを光らせるやつですね。

  • ソレイジアの上場以降の推移は画像のような感じ。業績推移やキャッシュフロー推移も出せるけどやめておく。自分もバイオベンチャーはいろいろ見ているけど、財務管理は酷い方だと思う。ソレイジアは個人株主の比率が多いが、よく分からないのは、現経営陣に対して寛大なこと。株主総会の結果は、個人的には首をかしげる。株主総会が最高意思決定機関なのを忘れずに。

    最初は、

    ・SP-01~SP-04まで全部成功させる
    ・中国国内に販売網を確立
    ・買収ゴール(伊藤忠)

    みたいなスキームだったのかなと個人的には思っていた。でも、本命のSP-04がコケて焦って、SP-05に飛びついた結果、傷口を広げた形になった。新型コロナウイルスやウクライナ侵略の不運も重なった。チャイナリスクの顕在化もあるけど、これは予想していた人も多いので運の問題ではない。あとは、伊藤忠が医薬品開発を軽く考えすぎていたというのもあると思うが。あとは、日本化薬とマルホがなぜ増資を引き受けたのか。その思惑が未だによく分からない。

    上市品を3つ持っているという点で、国内ベンチャーとしては頭1つ抜けていると思う。しかし、節度のない増資を繰り返した結果、市場からの信頼を失い株価が低迷、資金調達に大きな困難を抱えている。コスト削減努力も不十分で、高給に成果が見合っていないと批判が集まる始末(上市はゴールではない。成果は財務諸表で判断される)。開発が滞っている状況における、従業員の業務実態もよく分からない。広報やIRにも戦略が見えない。自分達の作った薬について、専門家も唸るような詳細な解説記事を書くとか、投資家を惹きつける熱い展望を書くとか、発信できることは本当にないのか。平均年齢の高さも気になる。若い人は入れないのか? 継続性を考えているのか? 生成系AIとか、業務自動化とか、業務内に取り込めているのだろうか。

    勿体ない会社だと思う。がん診断薬みたいな製品を作って、キャッシュフローを安定化できると良いのだけど。なんとかならんですかね。

  • Phase 1/2 の結果については、以下のような論文が出てますね。

    2022
    A phase I/II study of arfolitixorin and 5-fluorouracil in combination with oxaliplatin (plus or minus bevacizumab) or irinotecan in metastatic colorectal cancer

    ・最高用量は 240 mg/m2 を検討したが、この用量を投与された患者の数は少数 (n = 7) であったため、低用量と比較して有効性が向上したという証拠にはならなかった
    ・評価した各用量 (30, 60, 120, および, 240 mg/m2 ) で良好な忍容性
    ・[6R]-MTHF とその代謝物の血漿中濃度は、用量が 30 mg/m2 から 240 mg/m2 に増加するにつれて直線的に増加
    ・120 mg/m2 が、低用量の 30 mg/m2 および 60 mg/m2よりも早期の臨床反応を引き出すことを示唆
    ・高用量の arfolitixorin は、低用量よりも大きな治療反応を引き出す可能性がある

    みたいな記載がありますが、どういう経緯で投与量を決めたのか。ロイコボリンも 250mg/m2 くらいで投与すると思いますが。低い投与量で効くことを期待しすぎた? 副作用の回避?

    有効性の結果のところで、「60 mg/m2 が最も多くのORが得られた用量」と書いてあるので、この結果に引きずられた感じでしょうかね。あくまで少数例の結果であったと。まぁ、今回はメルクも関わっているようなので、なんとかして頂きたいですね。

    ダルビアスの適応拡大、導出に関する進捗もそろそろ欲しい。引き合いがあるとコメントしてから、ずいぶんと時間が経っている。株価を上げないと、利益を稼がないと、資金調達はできない。新たな製品を開発することもできない。正念場です。

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