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上海総合【000001.SS】の掲示板 2015/08/26

>>47

①プラザ合意後の日本のイメージ
中国が内需転換することの必要性はあります。現在、中国のGDPに占める個人消費の割合は約35%と、先進国の60%~70%に比べて非常に低い。実際は、ネットショッピングが盛んで、それが発票を出していないのもあり、その分がカウントされていないので、消費は40%はあると言われています。それでも低いんです。ほか、「輸出」、あるいは建設系の「不動産、インフラ」の2本柱でGDP稼いでいる状態です。前者の輸出が元高と給与高騰で競争力失ったと。後者が、バブルで金が回らなくなっており、崩壊危機。つまりエンジンが2つとも止まりそうです。だから、にっちもさっちもいかないと。一方、日本は当時、金融緩和でバブルになった。前川レポートの内需振興、規制緩和で、不動産も上げました。中国は不動産は騰がり切っているし、緩和は継続しているわけですから、85年のプラザ合意の後のバブル醸成の日本の状況とはまったく異なります。
②日本のバブル崩壊後の失われた15年のイメージ
むしろ、こちらに中国は近いはずです。日本の90年、91年、92年の香りがぷんぷんします。まだ何とかなる、と思ってた。緩和、利下げ繰り返すも、通貨が強くなる。デフレも続く、当然、デフレで債務は重くなるんです。日本と同じことが中国に起こる。陰謀論をすれば、アメリカは日本に仕掛けたデフレ爆弾を、中国にもSETした気配。
行き着くところは、国営企業の解体、民営企業の淘汰、による完全市場経済化、言い換えれば、「自由化」です。政治的には西洋型の民主主義(選挙)です。こうなれば、多国籍企業も中国ビジネス広がります。一方、政府、共産党の許認可権は激減し、汚職、賄賂の回路が絶たれる。だから、中国政府は自由化出来ない。アメリカ、日本並みの市場経済は嫌だ。中国の政治家が意識変えて、自らの利権を放棄しないと、リチャードクーのバランスシート不況は、ずっと継続しそうです。金じゃぶじゃぶにしても、一向に景気よくならないどころか、融資の口利き料をせしめるだろう。自分の賄賂にのみ固執する連中。中国企業は、不良債権を山一のように簿外に「飛ば」している可能性もあると思います。そうでないと財務的にもたないはずです。国営の鉄鋼とか石油会社など。そもそもGDPも粉飾の疑いがあるので、別に驚きもしません。エンロンが山ほどありそう、ということ。