投稿一覧に戻る トルコ リラ / 日本 円【tryjpy】の掲示板 2022/01/15〜2022/01/18 761 ショート気味 2022年1月18日 10:06 【今日のポイント】 週明けのリラ円はトルコ勢の参入後に8.30円台で下押す場面がありましたが、直ぐに切り返すと、その後は底堅い展開が続きました。欧州午後には8.61円まで反発しました。リラは対ドルでも13.32リラ台までリラ高が進む場面がありました。 リラ買い材料をあげるとすれば、アラブ首長国連邦(UAE)の貿易相がインタビューで、トルコとの二国間貿易を現在の2倍から3倍まで拡大することを目指すと述べたことでしょうか。また、トルコがアルメニアと国交正常化に向けて動き出したことも、アルメニアを支持するキリスト教国との関係改善への期待感に繋がっているのかもしれません。他には、イランの米国制裁回避を支援したと疑われているトルコ国営銀行ハルクバンクに対し、米国の裁判所が、米政府による起訴を保留したことも、トルコにとってはひとまずの安心材料となっています。 再び8円前半での下攻めに失敗したリラ円は本日、8円半ばで方向感を探る展開となりそうです。 市場では、20日にトルコ中銀金融政策決定会合を控えているため、結果を見極めたいとする向きが増えてきたようです。ただ、低金利信奉のエルドアン大統領に睨まれた中銀金融政策委員会(MPC)が、緩和サイクルを転換させるような声明を発表するとも思えません。そういったなか昨日の買い材料(と思われるもの)だけでは、積極的な上値試しは難しいのではないでしょうか。 トルコメディアは昨日、同国のエコノミスト17人に行った調査「2022年末のトルコ政策金利予想」において、半数近くが予測を示さなかったことを報じました。昨年9月以降の極めて異例な金融政策を受けて、エルドアン大統領が次に何を推測するのは無駄であると判断されているようです。当局に対する市場参加者の不信感の高さがうかがえます。なお、予測が示された範囲も9%から22%と幅広いものでした。 本日のリラ円は、5日高値8.76円を上値めど、下値めどは10日安値8.26円を見込みます。 【今日の予定】 特になし 【昨日の指標結果】 (結果) (予想) 特になし 【昨日のレンジ】 8.31円-8.61円 そう思う1 そう思わない1 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する ツイート 投稿一覧に戻る
ショート気味 2022年1月18日 10:06
【今日のポイント】
週明けのリラ円はトルコ勢の参入後に8.30円台で下押す場面がありましたが、直ぐに切り返すと、その後は底堅い展開が続きました。欧州午後には8.61円まで反発しました。リラは対ドルでも13.32リラ台までリラ高が進む場面がありました。
リラ買い材料をあげるとすれば、アラブ首長国連邦(UAE)の貿易相がインタビューで、トルコとの二国間貿易を現在の2倍から3倍まで拡大することを目指すと述べたことでしょうか。また、トルコがアルメニアと国交正常化に向けて動き出したことも、アルメニアを支持するキリスト教国との関係改善への期待感に繋がっているのかもしれません。他には、イランの米国制裁回避を支援したと疑われているトルコ国営銀行ハルクバンクに対し、米国の裁判所が、米政府による起訴を保留したことも、トルコにとってはひとまずの安心材料となっています。
再び8円前半での下攻めに失敗したリラ円は本日、8円半ばで方向感を探る展開となりそうです。
市場では、20日にトルコ中銀金融政策決定会合を控えているため、結果を見極めたいとする向きが増えてきたようです。ただ、低金利信奉のエルドアン大統領に睨まれた中銀金融政策委員会(MPC)が、緩和サイクルを転換させるような声明を発表するとも思えません。そういったなか昨日の買い材料(と思われるもの)だけでは、積極的な上値試しは難しいのではないでしょうか。
トルコメディアは昨日、同国のエコノミスト17人に行った調査「2022年末のトルコ政策金利予想」において、半数近くが予測を示さなかったことを報じました。昨年9月以降の極めて異例な金融政策を受けて、エルドアン大統領が次に何を推測するのは無駄であると判断されているようです。当局に対する市場参加者の不信感の高さがうかがえます。なお、予測が示された範囲も9%から22%と幅広いものでした。
本日のリラ円は、5日高値8.76円を上値めど、下値めどは10日安値8.26円を見込みます。
【今日の予定】
特になし
【昨日の指標結果】 (結果) (予想)
特になし
【昨日のレンジ】
8.31円-8.61円