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アメリカ ドル / 日本 円【usdjpy】の掲示板 2019/09/21〜2019/09/23

>>664

FX羅針盤からの引用です

楽観ムードから悲観ムードへ。市場の関心は米中問題へ回帰
今週のレビュー(9/16-9/20)

<ドル円相場>
今週のドル円(USDJPY)相場は、サウジアラビア東部の国営石油会社サウジアラムコの石油施設2カ所が攻撃されたことに端を発した地政学的リスクの高まりを背景に、窓を空けて寄り付くと(13日の終値108.08、16日の始値107.75)、早々に週間安値107.48まで下落しました。しかし、一目均衡表雲上限をサポートに持ち直すと、その後は、米FOMC(連邦公開市場委員会)を前に108円台での方向感に欠ける値動きが継続しました。

注目されたFOMC(米連邦公開市場委員会)では、予想通り25bpの利下げ(結果1.75%ー2.00%、前回2.00%ー2.25%)が実施され、声明文においても、次回追加利下げを示唆する「will act as appropriate(適切に行動するだろう)」の文言が残りました。しかし、同時に発表されたFOMC参加者によるFF金利予想分布図(ドットチャート)にて、17人のメンバーの2019年末の予想中央値が1.875%に留まり、2020年も追加利下げを見込んでいないことが明らかとなると、追加利下げ観測が後退し(=利下げ打ち止め観測が台頭)、ドル円は約1ヶ月半ぶり高値となる108.48まで上昇しました。もっとも、2019年末は予想中央値こそ1.875%となったものの、17人中7人のメンバーが年内あと1回の利下げを予想している他、パウエルFRB議長も記者会見で「経済が弱まれば、より大幅な利下げが必要になる可能性もある」と追加利下げの可能性を滲ませたことが材料視されると、米長期金利が伸び悩み、ドル円も反落に転じました。

更に、FOMCと同日に発表された日銀金融政策決定会合(BOJ)では、「金融政策の現状維持」が決定され、一部で期待されていた追加緩和は見送られる結果となりました。失望売りが強まる中、ドル円は一時107.79まで下げ幅を広げました。しかし、①公表文の最終パラグラフに、『日本銀行は、「物価安定の目標」に向けたモメンタムが損なわれる惧れについて、より注意が必要な情勢になりつつあると判断している。こうした情勢にあることを念頭に置きながら、日本銀行としては、経済・物価見通しを作成する次回の金融政策決定会合において、経済・物価動向を改めて点検していく考えである』との強い表現が付け加えられたこと、②黒田総裁が記者会見で「追加緩和に前回より前向き」と発言したこと等が、次回会合(10月開催)での追加緩和の布石と受け止められると、ドル円はその後108円台を回復する動きとなりました。

もっとも、サウスチャイナ・モーニングポストによる「トランプ米大統領は中国との合意協定が迅速に合意されない場合、関税を50%から100%に引き上げる可能性がある」との報道や、来週予定されていた「中国代表団による米農家視察がキャンセルされた」との報道が米中協議進展期待の後退に繋がり、結局107.50台まで押し下げられての越週となっております。

  • >>665

    来週の見通し(9/23-9/27)

    <ドル円相場>
    ドル円は週末にかけて下げ幅を広げ、①90日移動平均線や、②一目均衡表転換線を割り込んでのクローズとなりました。FOMCやBOJといった重要イベントを終えたことで、材料出尽くし感に伴うポジション調整(ロングポジション解消)の動きが確認されます。下値目処として意識される一目均衡表雲上限(107.19)や、ボリンジャーミッドバンド(107.10)を割り込めば、106円台への反落も想定されます。ドル円はテクニカル的にみて、下落リスクが高まりつつあると判断できるでしょう。