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掲示板のコメントはすべて投稿者の個人的な判断を表すものであり、
当社が投資の勧誘を目的としているものではありません。

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    hardWorker 6月11日 12:42

    イーロン・マスクが推す暗号通貨、高騰直前に全財産投資した男の「覚悟」

    時価総額でゼネラル・モーターズ(GM)を抜く注目の暗号通貨、「ドージコイン」に全財産プラス借り入れ金総計25万ドル(2500万円)を投資、計算上では243万ドル(2億5000万円)を手にし、「アプリ上のミリオネア」になった男がいる。ブラジル移民のアメリカ人、ロサンゼルスの音楽会社で働く33歳のグローバー・コンテッソートだ。

    ドージコインは「夢の通貨」?

    世界最大級のプロ投資家対象暗号通貨取引所、コインベースは6月1日、ドージコインを上場したと発表した。

    この新通貨がブレイクした裏にあのイーロン・マスクがいることはよく知られている。彼は「ドージの父」を自称し、熱烈支持。煽るようなツイートをしながら自ら投資、生後9カ月の息子にも購入し、「息子にもドージコインを買った。これで彼も『トドラー・ホドラー(乳幼児の仮想通貨長期保有者)』だ」とツイートするなどしてその価格を高騰させてきた。

    さらに彼が代表を務める航空宇宙メーカー「スペースX」が、2022年前半に予定される月探査ミッションの支払いをドージコインで受け付けると明らかにしたことも話題になった。またさきごろは「ドージの開発者と協力してシステムの取引効率を向上させる」と発表もした。

    ドージコインは5月単月で800%上昇、6月10日時点の時価総額は約4.4兆円で、暗号通貨の中で7位につけている。

    だがそんな中で、すでに一般投資家から「ドージコイン・ミリオネア」が誕生し、アメリカン・ドリームを体現していたことはあまり知られていない。先に挙げたアメリカ人、ロサンゼルスの会社員、グローバー・コンテッソート、33歳だ。彼はアプリ上でではあるが、実に700%の「勝ち」を獲得したのだ。

    現在0.36ドルのドージコインの価格が1ドルになったとき、彼の(アプリ上の)資産は一体いくらになるのか?

    そもそも「ドージコイン」とは?

    では、「ドージコイン」とは何か。まず「ドージ」とは「柴犬」の意。日本人ユーザーがアメリカの人気ソーシャルネットワーク・プラットフォーム「Reddit」に写真を投稿したのがきっかけで、この日本犬は爆発的なインターネット・ミーム(ネットを通じて爆発的に拡散される一種の「ネタ」)となった。

    このミームの名と柴犬ロゴを冠した「ドージコイン」はビットコインやイーサリアムと同じ暗号通貨の一種で、インターネット上で通貨を送ったり受け取ったりする方法のひとつである。

    ドージコインは2013年、2人のプログラマーがいわば「冗談」で作った暗号通貨だ。だがその価格は今年に入って急騰し、前出のとおり、時価総額でGMを抜くまでになった。2021年に入ってからの各暗号通貨の上げ幅でいうと、ビットコインは+113%、イーサリアムは+324%であるのに比して、ドージコインはなんと+7555%だ(5月6日「Newsweekオンライン」)。

    コンテッソートはこの新通貨がネット上でわずか話題になった頃から、この通貨についてむさぼるように情報をあさり始めた。そして2月、ドージコインが4.5セント(0.045ドル)の時点で全貯蓄をつぎ込み、さらには株取引アプリの「Robinhood」から借金さえして総額25万ドル(約2500万円)を投資したのだ。

    マスクのツイートで「ワンナイト・ミリオネア」に
    そしてついに「その時」は到来した。4月15日の午後6時、イーロン・マスクが、あのエポックメーキングなツイート「月に吠える犬(“Doge Barking at the Moon.”)」をしたのだ。

    コンテッソートは振り返る。

    「僕はいつものように携帯でドージをチェックしていた。そして画面を見ていたら、ドージコインは上がり始め、上がって、上がって、上がり続けたんだ」(New York Timesがポッドキャスト配信する「The Daily」5月14日「A Conversation With a Dogecoin Millionaire」中で、記者のインタビューに答えて) 。

    そして、彼の資産はみるみるうちに100万ドル(約1億円)の敷居を超える。そして、12時間後、翌16日の早朝6時40分には、資産は180万ドル(約2億円)になっていた。

    火付け役はネット素人投資家たちの「革命」だった

    だがプロの投資家でもないコンテッソートはなぜ、当時まだそれほど注目されていなかったこの新通貨にハイリスクな投資を決断したのか──。

    そこには「WallStreetBets」というネット上のコミュニティと、大赤字だった「GameStop」の株が高騰したことが深く関係している。

    「WallStreetBets」は、ソーシャルネットワーク・プラットフォーム「Reddit」に今年に入ってから形成された「サブレディット」(2ちゃんねるなどの「板」に相当するコミュニティ)で、会員は実に240万人にふくれあがっている。そして世界最大のコンピュータゲーム小売チェーン「GameStop」の株は、ゲームがCDで売買されなくなった2000年代初頭から暴落していた。

    この銘柄に関してヘッジファンドが「空売り」を当然とする中、WallStreetBetsの会員たちが同社の株価を押し上げる目的で買いまくり始める。個人小口投資家にパワーを取り戻せ、とばかりにネット上で結束し、なんと5日間で3倍と急騰させたのだ。いわば組織的なプロ・ヘッジファンド勢に対向したネット素人投資家たちの「革命」だった。

    WallStreetBetsの動向を注視していたコンテッソートもGameStopに投資したが、株取引アプリのRobinhoodが、急騰したこの銘柄の取引を制限したことで、彼は投資額のすべてを失う。会員たちの「結束」に乗り遅れ、投資タイミングが遅かったことによる失敗だった。

    「暗号通貨こそが未来通貨になる」
    「『売る』だって? そんな発想はありえない」

    だがコンテッソートはこれに懲りなかった。それどころか、逆にこの体験からアグレッシブな学びを得て、「次のGameStop」さえ見つければミリオネアも夢ではない、と考えたのだ。

    6歳で両親と姉とともにブラジルから移住し、小学校時代は日々のランチ代にも事欠く貧しい少年時代を経験したコンテッソート。今、まさにアメリカン・ドリームを「アプリ上で」体現したが、今だ「勝ち」を確定していない。彼は前出の「The Daily」5月14日配信の番組中、次のように語っている。

    「ドージコインを売らないか、だって? そんな発想は、一瞬たりともよぎらない。売るどころか、価格が下がっても買い続けるよ。たとえばアマゾンの株を持っていたらどうする? ちょっとくらい下がったからって、売ったりしないだろう? 暗号通貨こそが未来通貨になることを、僕は信じてるからね」

    そもそもはソフトウェアエンジニア2人組の「ジョーク」から始まったこの通貨、「柴犬」のインターネット・ミームをイメージに冠しているだけあって、ネット上の風説や軽いコミュニケーションの内容に、とりわけ影響されやすいともいわれる。事実、5月9日に「サタデーナイトライブ」に出演したマスクが口にした冗談めいたコメントをきっかけに多くの投資家が「売り」に走り、この通貨の価格は下落している。

    たとえばマスクが今週、「ドージ? ああ、そんなジョークコインもあったっけ、ぼくの冗談も真に受けないでくれよ」などとツイートしたら? 虎の子の貯蓄すべてを注ぎ込んだコンテッソートの強気は報われるのか?

    投資家ならずとも、気になるところではある。

    石井 節子

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  • イーロン・マスクが熱望する「イーサリアムとドージの結合」

    テスラのイーロン・マスクは今年、ビットコインの価格を史上最高値に押し上げた後、このコインを見捨てて、イーサリアムとドージコインの支持に回っている。

    マスクは6月5日、AI研究者でポッドキャスターのレックス・フリードマン(Lex Fridman)がイーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリンに対して行ったインタビュー動画のツイートに対して、「私はヴィタリックと同じ意見だ」と投稿した。

    フリードマンは、マスクが以前提案したように、ドージコインをアップグレードして「ビットコインに圧勝する」ことが可能かどうかをブテリンに尋ねた。「もしドージが、イーサリアムにブリッジして、人々が1秒間に何千回もドージを取引できるようになったら、すごいことになる」とブテリンは答えた。

    フリードマンはさらに、イーロン・マスクのような人物がもたらしたパワーと勢いを利用して、イーサリアムを向上させる方法はないのかと訪ねた。

    この質問にブテリンは、「ドージからイーサリアムへのブリッジがセキュアにできるようになったとしたら、それは素晴らしい。さらに、イーサリアムのスケーラビリティが向上すれば、ドージをラッピングして、非常に低い手数料で高速な取引が可能になるだろう」と述べた。

    時価総額でビットコインに次ぐ規模の暗号通貨であるイーサリアムは、昨年末、取引手数料の引き下げと、トラフィックの高速化が期待できる待望のアップグレードを開始した。しかし、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)メカニズムで稼働するイーサリアム2.0が、完成するのは今から数年先のこととされ、その間に新たなライバルたちに市場を奪われる可能性がある。

    先月、マスクは、ドージコインが「地球の通貨」になるためには、「スピードアップ」と手数料の引き下げが必要だと述べていた。彼の発言は、かつてビットコインのコミュニティ内部で起きた対立の結果、2017年に決済スピードを向上させた新たなコインの「ビットコインキャッシュ」が誕生したことを思い起こさせた。

    マスクの後押しを受けたドージコインの価格は今年に入り数千パーセントも上昇し、時価総額は500億ドルに迫る勢いだ。しかし、ブテリンは、マスクのドージコインに関するコメントを、あまり真剣に捉えるべきではないとも述べている。「イーロンは、私が犬好きであるのと同様に、犬が好きなのだ」と彼は話した。

    来年初めに、スペースXの「DOGE-1ミッション」で、月面にドージコインを置く予定だと発言しているマスクは今年、ビットコインと暗号通貨の価格を乱高下させた。彼は先月、「私はこれまでドージを売却していないし、今後も保有しつづける」とツイートした。

    マスクが率いるテスラは今年2月、15億ドル相当のビットコインを購入したと発表し、ビットコインの価格を急上昇させた。その後、ビットコインによる支払いを受け入れると宣言したことで、ビットコインの価格はさらに上昇した。しかし、マスクはその後、ビットコインの二酸化炭素排出量が大きいことを理由に支持を撤回していた。

    Billy Bambrough

  • >>115

    仮想通貨ドージコイン急騰、コインベースが取り扱い開始

    [ニューヨーク 2日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)のドージコインが2日の取引で31%急騰し、0.41ドルを付けた。暗号資産交換所大手の米コインベースが、プロトレーダー向けのプラットフォーム「コインベース・プロ」でドージコインの取り扱いを開始すると表明したことを受け、買いが入った。

    コインゲッコー・ドットコムによると、この価格に基づくドージコインの時価総額は540億ドルと、暗号資産としては6番目の規模となった。

  • >>120

    ピンギーノ氏、GoodShibe、ラチャンス氏は皆、昔のように与えて幸せという雰囲気ではないことは認めながらも、新たなドージコイン保有者に対してもっと明るい展望を持っている。

    「今ドージと出会っている人たちにとってはもちろん、金銭的な側面が魅力的なのだろうが、楽しさの側面もある」と、GoodShibeは指摘する。彼のコメントは確かに的を射ている。

    雰囲気はおおむね、「月まで高騰させよう!わー!すごい!」という感じだが、レディットやツイッター上のドージコミュニティには、間違いなく楽しさがあふれている。

    新しいミームが毎秒のように生まれる。宇宙服を着たり、ランボルギーニに乗ったり、美容院でくつろぐドージの笑顔が、あらゆるところにあふれている。そして私は、ドージの穏やかな顔を見れば見るほど、何か新しいものが見えてくるというラチャンス氏の言葉を理解し始めている自分に驚いている。現代のモナ・リザになれないはずがないだろう?

    投機心丸出しの投稿にさえも、ユーモアがあふれている。「ドージコインを少し買って、4分ごとにその価格をチェックすることを3カ月続けたら、経済的に自立できる。それだけが望みだ」と、あるドージコインファンはつぶやく。

    そして今でも、昔の寛容な分け与えの精神の名残りを見ることはできる。あるユーザーは、「私の友達に祈りを。(中略)彼は鼻の腫瘍の治療中で、放射線治療の準備のための検査を受けることになっている。みんなの優しいエネルギーを彼に送って」と頼んだ。「小綺麗になって里親が見つかるように、保護施設の犬に蝶ネクタイを作ってあげる子供」についての投稿など、希望にあふれた話も見られる。

    ドージ・パラドックス
    多くのドージコイン保有者は、ミームと投機にとどまらないもっと壮大な希望をコインに託している。マスク氏だけではなく、このプロジェクトをもっと真剣に捉えている人たちもいる。

    例えば、米プロバスケチーム、ダラス・マーベリックスのグッズやチケットを買うのに、ドージコインが使える。これには、一見するよりも意義があるかもしれない。

    マーベリックスのオーナーで著名投資家のマーク・キューバン(Mark Cuban)氏は2019年、ファンがビットコイン(BTC)でチケットを買えるように実験を始めたが、大失敗に終わった。「どれくらいの人が、通貨として使いたがっているか見てみたかった。ほとんどゼロだった」と、キューバン氏は今年1月に語った。

    ではなぜ今、ドージコインで同じことを試しているのか?「その人気とPR的な価値のためだ」とキューバン氏は述べる。「コミュニティは素晴らしいし、とても力強く、ドージに献身的だ。始める場所としては、明らかなチョイスだった」

    キューバン氏の見方では、「ビットコインの長期保有者はグッズやチケットに手持ちのビットコインを使うことは決してないだろう。価格が10倍になると思っているのに、支払いに使ってしまうのは彼らにとって愚かなことなんだ」

    対照的にドージ保有者は、「支払いに使うことはコミュニティを支えることになる」と考えており、「ドージがより有用性を持てば、より多くの業者が受け付けるようになり、ドージはより拡大するということを、彼らは認識している」と、キューバン氏は考えているようだ。

    それは本当かも知れない。しかし、尽きることのないチップや分け与え、ふざけたばらまきが初期の頃より少ないのも本当だろう。ペーパーウォレットを配っている人は誰もいない。チップボットも昔のものだ。ドージコインを長期保有して、1ドルを超えることを願っているなら、使ってしまうのは理にかなわないからだ。

    例えばGoodShibeは、ドージコインで買える電子書籍を売り始めていた。初期には少し売れた。人々はドージで支払っていたのだ。しかし、販売開始からひと月後に、ドージ価格が高騰。「それ以来、一冊も売れていない」と彼は語る。

    皮肉なことに、ドージは現在、ビットコインを長く悩ませたパラドックスに苦しんでいる。ドージの価値が高まれば高まるほど、人々は使いたがらなくなる。チップ、分け与え、ばらまきなど、ドージの使いやすさと楽しさが、多くのドージコインファンを惹きつけたそもそもの要因なのだ。しかしドージは、自らの成功の犠牲になるかもしれない。

    「パーティーしよう」(ゲリー・ラチャン氏提供)
    私はこれを、「ワン・ダイレクションのパラドックス」と呼んでいる。バンド「ワン・ダイレクション」の楽曲『You don’t know you’re beautiful(あなたは自分の美しさを知らない)』を題材にした、コメディアンのスティーヴン・コルベアのジョークがもとになっている。

    一度もこの曲を聴いたことのない幸運な人のために、歌詞を紹介しよう。「あなたは自分の美しさを知らない。だからあなたは美しい」

    コルベアが指摘した通り、「この歌詞は驚くほど複雑だ。バンドは『あなたは自分の美しさを知らない。だからあなたは美しい』と言っているが、たった今彼女に、あなたは美しいと告げたんだ。つまり彼女はそのことを知っているのだから、彼女はもう美しくはない」

    ドージのパラドックスだ。ドージを使うことの喜びが、その魅力の1つだったのに、いまや価値が出て、使うことはあまり喜ばしくなくなってしまった。

    ドージ精神の強み
    しかし、それでもいいのかもしれない。ラチャンス氏は、ドージコインに対する批判を認識している。ドージが何らかの理由で失敗に終わったら、暗号資産業界全体を傷つけ、他のブロックチェーンプロジェクト、特にビットコインを脅かす可能性もあることを。

    「それは理解できる」とラチャンス氏。「ビットコイナーの多くは善意を持っている」。しかし、ラチャンス氏によれば、ドージコミュニティの精神とエネルギーは、どんなテクノロジーよりも力強い。ネットワーク効果は本物だ。ブランドは大切だ。そして雰囲気さえも、重要なのだ。

    「暗号資産はすべて、オープンソースだ」とラチャンス氏は続ける。ドージよりも魅力的な技術的特徴を持つコインがあったら?心配無用。

    「そんな要素を全部、ドージに注ぎ込めば良いんだ。ドージのブランドは最も愛されている。ライトコインとドージコインのどっちを持ちたい?どっちがより楽しい?」

    たいていの人は、ノードにハッシュレート、ブロックサイズより、ミーム、犬、ジョークについて語り合うことを楽しむ。それくらい単純なことなのかもしれない。

    「ジョークとして誕生した。それが魅力なんだ」とラチャンス氏。「しかし、600億ドル(ドージコインの最近の時価総額)は冗談ではない。それだけ多くの人が、ドージコインに関わりたいと投資しているんだ」

    結局のところ、ラチャンス氏にとっては、「ドージの教え」の方がお金より大切だ。遊び心、皆を受け入れる懐の深さ、善意、受容、そしてバカらしさを尊重すること。

    ラチャンス氏に、ドージの教えを1文で要約してくれるよう頼んだ。彼は一呼吸置き、考え、言葉を丁寧に選んだ。

    「バカらしさは敬虔さに次ぐ」

    |翻訳・編集:山口晶子、佐藤茂
    |画像:Shutterstock
    |原文:‘Silliness Is Next to Godliness’: Why Doge Still Thrives

  • >>119

    ドージコインがいまだに好調な理由──人気に潜むパラドックス【後編】

    月日は流れて2020年の夏。「ドージコインに投資して、俺をリッチにしてくれ」とティックトック(TikTok)に投稿したのは、@karimhemdan12T。

    ドージ(DOGE)価格を吊り上げようとする多くのティックトック・インフルエンサーの1人だった。価格は一時的に2倍になったが、ティックトックでの後押しを受けた後も、ドージコインの価格は2021年1月時点で、1セントにも満たなかった。

    インターネットの思いがけない場から、突然関心が寄せられなければ、ドージコインは暗号資産の世界の隅っこを漂う存在になったかもしれない。レディットの株取引サブチャンネル「WallStreetBets」の暗号資産版「Satoshi Streetbets」だ。

    掲示板レディットが火をつける
    「ドージコインを持っているみんな、upvote(賛成票)をクリックしてトップページに持っていこう」と、あるユーザーが投稿。「レートは私たちが決める。ドージコインを10ドルまで高めよう」

    WallStreetBetsが米ゲームストップの株価を吊り上げたのと同じように、新しいドージコイン保有者やSatoshi Streetbetsのユーザーたちは、ドージ価格を高騰させると誓った。

    途上国に住んでいるために、レートが「毎日毎日、痛手となる」と投稿したユーザーのDeathEater101。彼はドージ価格が1ドルになったら、「その75%を地元の孤児院に寄付して、領収書をここでシェアする。残りは、こんなばか息子を育ててしまった僕の母親に。母が来世ではもっと恵まれますように。ドージを月まで届くほど高騰させよう」と語った。

    価格は急騰し、新しい人たちがドージに飛びついた。価格はさらに高騰し、さらに新しい人たちを惹きつけた。この好循環が続いた。

    イーロン・マスク氏の登場
    そして遂に、最も影響力のあるドージファンの登場だ。

    なぜドージに突然関心が集まったのか?ドージコインのサブチャンネルに投稿を行う、レディットユーザーのCryptoNoobに聞いてみた。

    「イーロン・マスクのおかげと言わなければならないだろう」と、彼は語る。「彼がツイートするたびに、価格が上がる。(中略)だから僕も、便乗して金儲けしようと思ったんだ。それから数週間たったが、ドージコインが生み出したコミュニティが本当に好きになっている。長く付き合うことになるだろう」

    CryptoNoobはドージコインを心から信じており、5月18日にはレディットに「先週仕事を失った。ドージコインをお金に換えてしまえば、だいぶ不安を解消できるだろう。でも、絶対に売ったりはしない」と投稿した。(ドージファンコミュニティの名誉のために言っておくと、彼らの多くが、本当にお金が必要ならドージを売るようにと勧めた)

    「自分の子供時代の写真を見つけた」
    『1980年:自分が熱中しているものはみんなには隠しておかないと。じゃないと社会から仲間外れにされてしまう』

    マスク氏によるドージコイン支持は、非常に奇妙なドージコインの世界における展開の中でも、特に奇妙なものの1つだ。なぜ彼は、他の「真面目な」コインではなく、ドージコインに入れ込んでいるのか?

    5月24日に彼がツイートした通り、「ドージには犬とミームが付いてくる。他のものにはない」からかもしれない。マスク氏のドージに関するツイートでビットコインマイニングの電力を賄えたら、エネルギー危機は解消できるくらいだ。すべて把握するのは不可能なほど、たくさんあるのだ。

    「ドージコインのCEO」と冗談を言い、ドージを燃料に月まで人工衛星を飛ばしたいと宣言。もちろん、最も有名なのは、ビットコインを長期保有している人たちが見捨てられたと感じて、心を痛めた次の発言だ。「ドージ開発者と協力して、システムのトランザクション効率を向上させようとしている。期待できる」

    どうやらこれは、口先だけではないようだ。ドージ開発者のロス・ニコール(Ross Nicoll)がウェブメディア「Decrypto」に語った通り、マスク氏は時折、ドージコイン開発者チームに「慌ただしく作業」をさせるようなメッセージを送っている。ニコール氏は、「マスク氏がトランザクション・スループットを改善させたと言える」と語った。

    ある意味では、マスク氏とドージが仲良しな理由は分かりやすい。マスク氏はふざけたユーモアが大好きだ。彼はミームを大量に送り出し、テスラの声明では、コメディ映画『スペースボール』を引き合いに出し、トンネルを掘削する自らの会社は「ザ・ボーリング(掘削と退屈を意味する)・カンパニー」と呼ぶ。

    例えばビル・ゲイツ氏よりも、ドージにはマスク氏の方が文化的にしっくりくるだろう。多くのドージコインファンは彼を歓迎している。「彼は何が起こっているのかを理解している、あるいは理解したいと考えている人だ」と、GoodShibe。「少なくとも、ドージコインが象徴している考えに彼は惹かれているんだと思う」

    マスク氏に対する複雑な思い
    ドージファンの中には、マスク氏が先頭に立っていることに大喜びしている人たちもいる。「イーロン・マスクは、ドージコインを自分の会社の1つのように扱っているみたいだ」と、ドージファンの@itsAllRiskyはツイートした。

    「積極的にドージを売り込み、コミュニティと関わり、自分のエンジニアリングとリーダーシップの優れた腕前をドージの発展に貢献するために使っている。イーロンが『ドージのCEO』でいてくれれば、私たちは安泰だ!」

    これにはマスク氏本人が、お決まり通り、わずか数時間後に返信した。「ドージコインには正式な組織はないこと、誰も私の部下ではないことを覚えていて欲しい。私が行動を起こせる範囲は限られている」

    ドージの生みの親の1人であるビリー・マーカス(Billy Markus)氏は、マスク氏の関与を構わないと思っている。「バカらしさを楽しんでいるようだ」と、マーカス氏は述べ、ドージが「ジョークから生まれて、世界に大きな影響をもたらす可能性を持つもの」へと進化したことを、マスク氏が評価しているのだと考えている。

    ゲリー・ラチャンス氏も同じ意見だ。「彼は分かっている」と、ラチャンス氏。彼特有のゆっくりとした声で語りながら、マスク氏も自分と同じような喋り方をすることを指摘。「実際に会ったら、すごく良い友達になれると思う」

    しかし、ドージにリーダーは必要なのか?ラチャンス氏は親マスク派だが、1人の人物が、それが誰であれ、出しゃばって、ドージそのものの精神が二の次になってしまうことを心配している。

    「ドージパパ」といったあだ名はラチャンス氏を不安にさせる。「ドージが最優先だ」と、ラチャンス氏。「『宗教』という言葉は使いたくないが、私たちはドージを解釈しているだけだ。私がドージを代弁することはできないが、私の解釈では、バカらしさと善意、そしてコミュニティを呼び起こす素晴らしい化身なのだ。私はドージの味方だ」

    一方、ピンギーノ氏は、マスク氏について葛藤を感じているようだ。「複雑な心境だわ」と、長い沈黙の後に彼女は語った。コミュニティのメンバーの多くが、彼を尊敬し、心酔していると、彼女は話す。

    それでも。「誰かが暗号資産を、ツイート1つで暴落させることができるというのは良くない気がする」と続けた。「高騰させる力を持つと言うことは、急落させる力も持つということ」

    結局のところ、「マスク氏があまり関わらない方が、ドージにとってはたぶん良いと思う」と結論づけた。

    昔とは違うドージコイン保有者
    2021年が始まる前、レディット上のドージコインのサブチャンネルのメンバーは約10万人だったと、マーカス氏は語る。

    今、その数は200万人だ。

    チップボットや「DogeRain」アプリで楽しんでいた、お気楽な人たちとは雰囲気が異なっている。新規参入者の大半はお金儲けが目当てだと、マーカス氏は認めるが、それでもポジティブな雰囲気には希望を感じている。

    「最近では、コミュニティは暗号資産の新人がたどるすべての段階を経験している感じがする」とマーカス氏。

    第1段階は「価値の高まりの可能性に心酔する」。それから「その分野に関心を持ち、さらに詳しく勉強する」。そして最後に、「愛着を感じられるより大きな理念を見つけようとする」

    最近加わってきたドージファンの一部が、より多くの業者や、アメリカがん協会のような慈善団体にドージコインを受け入れるように働きかけていることを、マーカス氏は好ましく思っている。

    反対派の意見も見ていこう。「ここ1年でドージに関わるようになった人の90%は、ボタンを押して、チャートを見ているだけだ」と、初期の頃から関わっているドージ・ドーは語る。「チップを払うこともなければ、支払いに使うこともない。暗号資産について勉強もしていない。株のように、ただ投資しているだけなんだ」

    彼は、昔の輝かしき時代、ドージ価格が1セントにもまったく満たなかった頃に、ドージコミュニティがアフリカでの井戸建設のために3万ドルを集めたことを引き合いに出した。そして今、価格が高騰してからは?「関与している人の大半が、『毎日善き行いをする』というドージの精神に心から傾倒していれば、素晴らしいことが起こりまくっているはずだ」

  • >>118

    ビットコインにはないメリット
    しかしある意味では、最初の頃から、ドージコインは単に楽しい以上のものだった。隠れたメリットを伴っていたのだ。ピンギーノ氏は、ロサンジェルスでの集まりで人々に暗号資産を紹介し、その仕組みを教えるのを楽しんでいた。ドージはこれにぴったりだった。

    「ビットコインは、人を怖気付かせてしまっていた」と、ピンギーノ氏。そこで彼女はドージコインに切り替えたが、「あまり技術的なことに詳しくない人や、多くの女性にとっては、ずっとウケが良かった。ドージコインを使った時の方が、人はずっとオープンな姿勢で学んでくれた」

    2014年、ドージコインとレディットに支えられたNASCARのレーシングカー
    その理由の1つは、超低価格にある。暗号資産の仕組みについて教える最も効果的な方法は、実際にその動きを見せることだと、ピンギーノ氏は語る。しかし、ビットコインの送金や受け取りは、少し厄介だ。

    「心理的なものだわ。ビットコインだと、あまり詳しくない人は、高価で価値のあるものを送っていると感じてしまう」1BTCが3万ドルでは、「『失敗は許されない』と感じてしまうけれど、ドージコインなら、1セントを送って、1セントを受け取ってるだけ」とピンギーノ氏は説明する。彼女はワークショップを開催して、全員に10ドージコインを与え、皆で送り合う練習をした。

    ドージが「人々の通貨」という考えは、深く根づいている。ドージコインにインスピレーションを受けた一連のレディット投稿を書く「GoodShibe」は、立ち上げ初日にドージコインを買った。

    「ロゴを見て、即座にこれこそすべてだと感じた」とGoodShibeは話す。多くの人に開かれていると感じたのだ。ビットコイン界隈の人たち(特に自由主義者たち)のことは、少し威圧的に感じていた一方、ドージのふざけた感覚には歓迎される印象を受けた。

    おまけは、マイニングだ。2013年12月にドージコインがスタートした時、GoodShibeは彼自身がビットコインのマイニングをできないことを理解していた。彼の貧弱なノートパソコンではお手上げだったのだ。

    一方、彼の「ひどく粗末で小さなビデオカード」は、1日に1万ドージコインを量産できた。「誰でも大儲けの可能性があるということだった。それが、コミュニティにおける初期の大いなる興奮につながったのだと思う。文字通り誰でもマイニングできたのだから」

    そしてそれから何年も経ち、ピンギーノ氏が配った「ペーパーウォレット」は突然、求められるようになった。「ここ3カ月で、知り合いみんなが突然ぞろぞろと現れて、ウォレットを見つけようとしている」とピンギーノ氏は言う。

    9万8000ドージの入ったウォレットを見つけた人もいる。現在では3万ドル以上の価値を持つ。興味をそそられたピンギーノ氏は最近、これまでにどれくらいのドージコインを配ったのか不思議に思い、古い取引をすべて集計した。

    約200万ドージコインという計算になった。

    その気前の良さのコストを、彼女はしっかりと認識している。それでも彼女はためらわずに次のように言った。「それだけの価値はあったわ。すごく楽しかったから」

    詐欺やハッカーに悩まされて
    悲しいかな、ドージの世界は楽しみとゲームだけではなかった。詐欺師やハッカー、ペテン師たちは暗号資産の世界を長らく悩ませてきたが、ドージコイン保有者たちは彼らにとって格好のターゲットだった。詐欺師たちはドージコミュニティを見て、「若くてふざけた奴らが、金を振り回しているぞ」と感じたはずだと、ドージ・ドーは語る。

    そして、詐欺師たちは飛びかかってきた。「一連の大規模な価格の吊り上げと売り叩き『パンプ・アンド・ダンプ』」や、詐欺、51%攻撃の脅しなどで味わった苦い経験をドージコインのコミュニティは今でも覚えている。

    「ひと儲けしようとする便乗主義者たちに乗っ取られてしまうのを目の当たりにした」と、ドージのもう1人の生みの親、ジャクソン・パーマー(Jackson Palmer)氏は言う。彼は今では、ドージコインから完全に距離を置いている。

    いまだに現役のドージコインサポーターたちも、痛ましい思い出を抱えている。「最も最悪のスキャンダルの1つでは、チップボットが機能を停止して、抱えているドージコインをすべて持っていってしまった」とGoodShibeは振り返る。

    「チップは、このコミュニティにおける大きな活力の源だった。チップの習慣が絶え始めると、他のプロジェクトが登場してきて、人々は別々の方向へと引き入れられてしまった」

    ドージコインの生みの親の1人、ジャクソン・パーマー氏(2018年)
    最も悪名高いスキャンダルは、アレックス・グリーン(Alex Green)という偽名を使ったユーザーによる詐欺事件だろう。彼はまず、ドージを気前良く配ったり、チップを払ったりして、ドージコイン保有者コミュニティを惹きつけた。その後、自ら立ち上げたプロジェクトの「Moolah」と呼ばれる取引所に投資するように人々を誘った。

    グリーンはまもなく、ライアン・ケネディー(Ryan Kennedy)という名の詐欺師であることが判明。Moolahは破綻し、(おそらく)ケネディーは集めた資金の大半を自分の懐に入れた。それから数年後、ケネディーは性犯罪者として服役することとなった。

    「ドージコインコミュニティは立て直しをしなければならなかった」と、ウェブメディア「Vice」のケイリー・ロジャーズ(Kaleigh Rogers)氏は2015年に報じた。「多くの人がドージコインをすっかり見捨てた。より疑い深くなって、手持ちのコインを気前良く扱わなくなった人もいる。誰を、何を非難すればいいのかを見極めようと、人々は成果の伴わない努力を続けていた」

    一方で、ドージコインの精神を受け継ぎ続けた人たちもいる。「ドージコインの教えに捧げる4日間」と売り込まれたイベント「DogeCon」をカナダのバンクーバーで2018年に開催したラチャンス氏のように。

    2018年はいぬ年であったことから、当然ドージコインファンたちはドージの年を祝った。しかし、彼らでさえも「暗号資産の冬の時代(クリプト・ウィンター)」に停滞させられ、イベントの数は減少した。「一度大きな弱気市場に直面したら、活力が大いに削がれてしまった」とGoodShibe。

    どこか別のパラレルユニバースにおいては、これでストーリーの終わりとなっていたかも知れない。

    |翻訳・編集:山口晶子、佐藤茂
    |トップ画像:Shutterstock
    |原文:‘Silliness Is Next to Godliness.’ Why Doge Still Thrives

  • ドージコインがいまだに好調な理由──バカらしさで魅了した黎明期【前編】

    イーロン・マスク氏や著名投資家のマーク・キューバン(Mark Cuban)氏、投資アプリ「ロビンフッド」を利用する何百万人ものトレーダーがドージコイン(DOGE)の世界にやってくるずっと前から、ゲリー・ラチャンス(Gary Lachance)氏のように心からドージコインを信じている人たちが存在していた。

    これは、彼らのストーリーだ。

    楽しさが彩る初期のドージコイン
    ラチャンス氏は虎のような出立ちだ。少なくとも、少し虎のような感じだ。「虎柄の肩パッド」に暗めのサングラスを身につけ、壁一面に並ぶラジカセを背にして座っている。左側にはドージコインの巨大なポスター。ズームの画面に映る彼は、SF映画の中にいるようだった。

    「冗談で言ってるんじゃない。ドージコインは私に、大いなるインスピレーションを与えてくれる」と語るラチャンス氏。その話し声はゆったりと無機質で、「冗談で言っているんじゃない」と言われても、冗談を言っているのでは、という気持ちにさせられる。

    ラチャンス氏がドージコインを見つけたのは、立ち上げまもない2013年のこと。自分のパーティー革命にぴったりだと感じた。そのロゴに魅了されたのだ。「一日中ドージを見て、『全然飽きない』と思っていた」と、彼は語る。「見れば見るほど、そのポーズがあまりに完璧で、面白さを感じるんだ」と話すラチャンス氏はドージを「現代のモナ・リザ」と呼ぶ。

    ミームという点では、「おそらく世界で最も力強いブランド」だとラチャンス氏。アメリカで毎年開催される音楽とアートの祭典「バーニングマン」で「キャンプドージ」というイベントを主催したこともある。彼は、特に初期の頃のドージの、遊び心にあふれ、陽気で、間抜けな感じを体現している。

    誰に聞いても、初期の頃はとにかく面白かった。ドージコインファンたちはロサンジェルスのコミックブックストアなどを会場として、「ドージパーティー」を開いた。本物の柴犬も登場した。

    「柴犬にチップをあげることもでき、そのお金は犬の保護団体に寄付された」と、ドージコイン誕生以来そのコミュニティに積極的に関わってきたピンギーノ(Pinguino)という名の女性は振り返る。「DJを呼んだり、講演があったり、マイニング装置を持ってくる人たちもいた」

    2014年、ロサンジェルスでドージパーティーを楽しむ人たち
    ニューヨークで開かれたドージパーティーでは、ドージの巨大な頭を張り子で作り、ウォール街まで陽気に行進。その張り子をチャージング・ブルの銅像の上に載せた。「奇妙な人たちの集まりだった」と、匿名での取材を希望した初期の頃からのドージコミュニティメンバーの男性(ここではドージ・ドーと呼ぶ)は語った。

    「70歳のサイファーパンク(暗号資産を社会変革の手段と考える人たち)のプログラマーに、15歳の子供たち、そして柴犬も。ウォール街占拠のデモ参加者たちもたくさんいた」

    寛容さの精神
    彼らは、暗号資産でミリオネアになったような人たちではない。ピンギーノ氏は映画スタジオで働くデザイナーだった。芝生を管理する人や、マーケティングに携わる人、機械工などがいたことを、彼女は覚えている。

    「なんていうか、すごく普通の職業の人たち」とピンギーノ氏。お金持ちではなかったが、与えることに喜びを感じる人たちだった。とにかく与え続けたのだ。人気掲示板の「レディット」やツイッターなどで手持ちのドージをばら撒き、簡単に気前の良さを発揮できることを喜んでいた。

    「10万ドージ持っていたら、すごくリッチに見えた」とピンギーノ氏は語る。「最高の気分で、人々にドージを配るのも楽しかった」

    レディットやツイッター上のチップボット(SNS上などで暗号資産を送金してくれるボット)は、誰かのジョークを気に入ったら、その人にドージコインを送るように促した。

    「DogeRain」というアプリを使えば、ツイートで複数の人たちをタグ付けして、それぞれにドージを送ることができた。タグ付けされた人たちも同じように他の人たちをタグ付けしてドージを送ることで、「ペイ・フォワード(恩送り)」することができた。

    「初期の頃は、コミュニティは寛容さに重点を置いていた」と、ドージコインを2時間ほどで生み出したドージコインの生みの親の1人、ビリー・マーカス(Billy Markus)氏は話す。

    マーカス氏は現在では、公式の開発者として携わってはいないが、コミュニティには積極的に関わっており、ファンたちに「喜び、優しさ、学び、与えること、共感、楽しさ、コミュニティ、インスピレーション、クリエイティビティ、寛容さ、おふざけ、ばからしさ」、そしてDOGEの精神「Doing Good Every Day(毎日善き行いをする)」を尊重するよう呼びかける公開書簡を送っている。

    2014年には、「毎日の善き行い」が実際に多く行われていた。例えば「ペーパーウォレット」だ。片面に公開鍵、裏側には秘密鍵の書かれた紙を、秘密鍵が書かれた面が隠れるように折り畳む。ピンギーノ氏は見知らぬ人にこのようなペーパーウォレットを配っていた。

    ウォレットには適当な数のドージコインを(多くの場合は手持ちのコインから)入れたが、その数は10ドージから9万8000ドージまで様々だった。本屋に行って本に挟んだり、見知らぬ人に近寄って、笑顔で手渡した。「どうぞ。いつか価値が出るかも知れないから!」と。

    ドージコインファンたちは気前よくお互いに、見知らぬ人たちに、そして慈善団体に分け与えた。自閉症の子供のための介助犬を訓練する慈善団体へ寄付したり、ホームレスの人たちにはピザを提供した。

    ドージで五輪、井戸堀り、カーレース
    最も有名なところでは、2014年、ドージコインサポーターたちがドージコインを集め、ジャマイカのボブスレーチームをオリンピックに送った。ケニアで井戸を掘るために、3万ドル集めたこともあった。

    ピンギーノ氏は、井戸が現地の女性たちを助けたとする研究を引用しながら、実世界にもたらしたこの影響を特に誇らしく思っていると語ってくれた。ドージコインで出資された井戸のおかげで、「女性たちは教育にもっと時間を費やすことができるようになった。頭の上に水を乗せて毎日2時間も運ばなくてよくなったのだから」

    そして、カーレース「NASCAR」のスポンサー活動もあった。ある10代のレディットユーザーの掛け声のもと、勝ち目のなさそうなドライバーを支援。彼のレーシングカーのスポンサーになるのに十分なドージコインを集め、笑顔の柴犬のイラストでレーシングカーを覆い、NASCAR業界を困惑させた。

    「朝の10時くらいにNASCAR観戦パーティーを開いた。NASCARファンなんて誰もいなかったけれど、ドージがレーストラックを走るところを見たかったから」と、ピンギーノ氏。「とにかく本当に楽しかった」

  • >>115

    ロイター通信によると、暗号資産(仮想通貨)のドージコインが2日の取引で31%急騰し、0.41ドルを付けた。暗号資産交換所大手の米コインベースが、プロトレーダー向けのプラットフォーム「コインベース・プロ」でドージコインの取り扱いを開始すると表明したことを受け、買いが入った。

    コインゲッコー・ドットコムによると、この価格に基づくドージコインの時価総額は540億ドルと、暗号資産としては6番目の規模となった。

  • >>114

    米国の暗号通貨取引所コインベースにドージコインが上場

    米国の暗号通貨取引所コインベースは6月1日、ドージコインを、指値注文などの高度な注文が設定できるプロ向け取引所のCoinbase Proに上場したと発表した。一種のジョークとして生まれたドージコインが、世界最大級の取引所で採用されたのは大きな進展と言える。

    コインベースは公式ブログで、取引がサポートされている地域でCoinbase Proへのドージコインのインバウンド送金の受け入れを、直ちに開始すると述べた。その後、十分な流動性を確認した上で、3日の午前9時(西海岸時刻)に取引を開始するという。

    同社はドージコインの導入を慎重に行い、まずPost-Only 注文のみを受け入れた後、Limit-Only 注文の受け入れを開始し、フルトレーディングに移行する。コインベースは「健全で秩序ある市場」の基準が満たされた場合にのみ、各フェーズのロールアウトを進めていくという。

    コインベースは、初心者向けの取引所のCoinbase.comも運営しているが、ドージコインは現段階ではCoinbase.comやモバイルアプリでは取引できない。「サポートが追加された場合は、別途アナウンスする」と同社は述べた。

    コインベースCEOのブライアン・アームストロングは、5月15日の投資家向け電話会議で、ドージコインの提供開始を予告していた。「クリプトエコノミーにおいては、多くの新たな資産が作られいる。その一つが最近注目を集めるドージだ」と彼は述べていた。

    2013年に登場したドージコインは当初、ビットコインのような主流の暗号通貨に代わるジョーク的な位置づけだったが、今回のコインベースへの上場を機に、ますます勢いを増している。

    イーロン・マスクは、「ドージの父」を自称しており、個人的な投資やインターネットでのプロモーションを通じ、繰り返しこのコインの価格を高騰させてきた。コインベースへの上場と、マスクが「ドージの開発者と協力してシステムの取引効率を向上させる」と発表したことが重なり、ドージの価格は20%も急上昇していた。

    6月1日の午後時点のドージコインの時価総額は、436.8億ドル(約4.7兆円)で、暗号通貨の中で7位となっている。ドージの価格は過去24時間で5%以上上昇し、現在は0.34ドル付近となっている。一方で、ビットコインとイーサリアムは5月31日以降に値を下げている。

    Jemima McEvoy

  • ドージコイン、コインベース・プロに上場──取引開始は3日の予定

    暗号資産(仮想通貨)取引サービスを手がける米コインベース(Coinbase)が、ドージコイン(DOGE)を同社のプロ向け取引プラットフォーム「コインベース・プロ(Coinbase Pro)」に上場する。同社が6月1日に発表した。

    コインベース・プロが6月1日に掲載したブログによると、ドージコインの取引は「流動性の条件が満たされれば」、3日に開始される予定だ。

    ブログでは、コインベースが今後、個人投資家向けプラットフォームやモバイルアプリにドージコインを追加するかは分からない。コインベースは通常、プロ向けプラットフォームに新たなコインを上場した数週間後に、個人投資家向けプラットフォームに追加している。

    コインベースのブライアン・アームストロング(Brian Armstrong)CEOは、先月の決算説明会でドージコインの上場計画を明らかにしていた。ドージコインはこの発表を受けた後に値を上げ、当記事執筆時点で約34セントで取引されている。

    |翻訳:coindesk JAPAN|編集:増田隆幸、佐藤茂|画像:CoinDesk archives|原文:Coinbase Lists Dogecoin on Professional Trading Platform

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  • >>108

    ドージコインを売却したことはなく、今後もしない=テスラCEO

    [20日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラのマスク最高経営責任者(CEO)は20日、保有している暗号資産(仮想通貨)のドージコインを一切売却したことはなく、今後もしないと述べた。

    同氏は暗号資産の熱心な支持者として知られ、その発言は価格を乱高下させている。

    同氏はツイッターに「私はドージコインを売却したことはないし、今後も一切売却しない」と投稿。自分は「究極のホドラー」だとした。「ホドラー」とは暗号資産の長期保有者を意味するネットスラング。

  •  米電気自動車大手テスラのマスク最高経営責任者(CEO)は、自身のツイッターで、保有している暗号資産(仮想通貨)のドージコインを一切売却したことはなく、今後もしないと指摘している。

    情報提供;FXニュースレター

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