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高橋さん母「本気で改革を」=過労死防止シンポで―東京
時事通信

 電通の新入社員だった高橋まつりさん=当時(24)=が過労自殺した問題で、母の幸美さん(53)=静岡県在住=が9日、東京都内で開かれた厚生労働省主催の過労死等防止対策推進シンポジウムに出席し、「経営者は大切な人の命を預かっているという責任感を持ち、本気で改革に取り組んでもらいたい」と訴えた。

 まつりさんは入社9カ月目の昨年12月に自殺。自殺前にはうつ病を発症しており、発症前1カ月の残業時間は約105時間とされ、今年9月に労災と認定された。東京労働局などが労働基準法違反容疑で電通本社と支社を強制捜査している。

 幸美さんは「社員の命を犠牲にして業績を上げる企業が優良企業といえるでしょうか。大切な娘は二度と生きて戻ってくることはありません」と言葉を詰まらせ、「残業時間削減の発令だけでなく、パワハラを許さない企業風土と業務の改善をしてほしい」と訴えた。

 幸美さんの代理人を務める川人博弁護士も出席し、「二度と同じような犠牲が出ないよう、労働局は必要な捜査を行い、会社は抜本的な改善を具体的に実行してもらいたい」と話した。

 シンポジウムは11月の過労死防止月間に合わせて開かれ、約500人が参加。厚労省の担当者や学者、遺族が過労死対策の現状などを報告した。

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