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4000年前の中国・殷王朝では貝殻がお金の代わりだったという。
貨、財、貯、買、費
だから殷の文字である漢字には、お金に関わる文字には「貝」が入る。

ところが3000年前の春秋時代の時点でお金は銅貨だ。
つまり、殷から春秋に移行する1000年の間で、
貝殻がお金の地位を失ってただの動物の残骸という評価になったわけだ。

当時のお金持ちはびっくりしただろうな。
移行期間はそれなりにあったかもしれないが
たくさん貝を貯蓄していたのに、それが全部、無価値になったのだ。

目端の利く人は、貝殻がまだお金として価値があるうちに
土地とか奴隷とか銅貨に交換して富を次世代に温存できたかもしれないけど
貝殻で支払いを受けた人は、やはり代わりに損をしている。

1000年の間に絶対に誰かが大損しているのは確実であり
知られざる古代のリーマン・ショックである。