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日経平均株価【998407】の掲示板 〜2014/12/15

iPS臨床手術 患者「見え方明るく」術後の経過良好

産経新聞 9月13日(土)15時7分配信
 
人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った世界初の網膜細胞の移植手術から一夜明けた13日、神戸市の先端医療センター病院の栗本康夫眼科統括部長(53)ら執刀チームは、患者の70代女性が「白衣の白がはっきり見えるようになった」と話すなど術後経過が順調であることを明らかにした。

 手術では、難病「滲出(しんしゅつ)型加齢黄斑(おうはん)変性」を患う女性の皮膚細胞に遺伝子を導入して作ったiPS細胞を使って、網膜の動きを助ける網膜色素上皮細胞を作り、シート状に加工して病変部に移植した。

 13日朝の検査では、シートは移植した場所から動かずに収まり、眼圧も正常値。想定の範囲内の微量の出血はあるが、合併症もなかった。

 女性はうつぶせの姿勢を維持しないといけないため、多少眠りづらいと話したが、表情は明るいという。順調なら術後3~7日で退院できる見込み。

 女性は「見え方が明るくなった」とも話しており、手術で実施した網膜の異常な血管の除去で視野が明るくなった可能性もあるという。栗本氏は「シートが早くも効果を発揮しているかもしれないが、あくまで自覚症状。慎重に判断したい」と話した。

 今後約1年かけ、安全性や効果の評価をする。その後も、iPS細胞の治療で懸念されるがん化などの問題が起きないかの確認を続ける。