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かつて世界中で黒死病、いわゆるペストが蔓延した時は、人類は滅亡するのではないかと大騒ぎになったという。
世界中が恐怖に慄き、発症者を次々に隔離したようだ。
そしてそんな中、ある有能な医師が、ペスト撲滅の要請を受けて、活動を始める。
彼がまず最初にした事は、病院の窓を開け放つことであった。
この時彼は、鼠がペストを媒介することにも気付き、直ちに鼠退治を命じたという。
また、伝統的な治療法である瀉血(しゃけつ)を否定し、かわりにアルコール消毒や熱湯消毒を先取りするかのように、酒や熱湯で市中の住居や通りなどを清め、更にはキリスト教では忌避されていた火葬すらも指示したとされる。

この偉大な医師こそ、世界的な大予言者である、ノストラダムスなのである。