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米東部時間12月8日午後4時49分ロイター
『OPEC並びロシア、トランプからの圧力をものともせず減産合意』抄訳その3

<<新たな米中間の火種への懸念で世界市場沈下>>

対イラン・アメリカ特別代表のブライアン・フックは、今週サウジエネルギー相のファリとウィーンで会談した。
OPEC総会を目前を控えた時期に会談する事自体前例なき展開である。

当初サウジはフック-ファリ会談を否定したが、後に認めている。

ブラック・ゴールドのCEOでありOPECウォッチャーとしてのベテランでもあるゲーリー・ロスは「アメリカからの政治的圧力は明らかに決定力のある因子として働き、その分、原油価格決定力学でのサウジの力が及ぶ範囲は狭まる」と言う。

今年10月以降、サウジ・アラビア並びロシア、アラブ首長国連邦はイランからの輸出減を埋めるべく増産に入り、その結果、ブレント先物価格は3分の1弱消し飛んだ。

上記3ヶ国はここ数年原油国第1位の座を張り合っている。
アメリカは独占禁止法令の存在や石油業界の纏まりの無さから、如何なる生産制限の枠組みにも組していない。

12月6日アメリカ政府統計が発表され、アメリカが歴史上始めて原油並び石油精製品共々純輸出国となったことが判明し、世界市場の需給方程式をアメリカ原油生産拡大が如何に塗り替えたかを示す結果となった。