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>>762

春日部労基署も会社のタイムカードを採用せず、国の過労死の認定基準(残業時間が月100時間~平均80時間)を超えると認定しました。

さらに労基署によると、時間だけではなく、重い責任を負わされて加重労働の傾向にある「店長」という職務そのものを負荷要因にあげました。

今回の過労死事件は、極限まで社員の「非正規」化が進んだ結果、正社員だけではなく「非正規」にまで長時間労働が及んでいる構造が浮き彫りになりました。

前沢さんは年収が200万~300万円と「非正規」ならではの低賃金で、1年単位という不安定な有期雇用でありながら、重い責任と加重労働だけは正社員並みに押しつけられていました。

会見で笑美子さんは「ほかの人が同じ悲しい思いをしないためにも勇気を出して声をあげることが遺族の使命だと思う」と語り、美保さんは「兄を返してほしい」と涙ながらに語りました。中島さんは「夫の過労死のあと、会社は業務改善を約束したのに今度は32歳の若い命を奪った。本当に二度と起こさせてはならない」と話しました。

前沢さんの遺族と東部労組は近日中に、過労死認定を踏まえて、すかいらーくに謝罪や補償などを求めて団体交渉を申し入れます。今後も前沢さん過労死問題へのご注目とご支援をお願いします。

  • >>763

    「すかいらーく」非正規社員の店長に過労死認定

    外食大手「すかいらーく」(本社・東京都武蔵野市)の店長で、昨年10月に脳出血で死亡した前沢隆之さん(当時32)=埼玉県加須市=について、春日部労働基準監督署が過労死と認定していたことが17日わかった。前沢さんは契約社員で、非正規社員に店長という責任の重い仕事を任せたうえ、過酷な長時間労働に追い込んでいた実態が浮かび上がった。
     同日会見した遺族らによると、前沢さんは91年、高校2年のときに自宅近くのすかいらーくでアルバイトを始め、卒業後も働き続けた。
     06年3月に1年更新の契約社員になり、栗橋店(埼玉県栗橋町)の店長を任されてから過重労働が始まった。
     店舗は朝5~8時を除く21時間営業。店長以外は全員がアルバイトやパートだったため、毎日朝7時~深夜2時ごろまでの勤務が続き、休みは月に数日程度。アルバイトが急に休んだときは穴埋めで働いた。遺族の計算では、亡くなる直前の3カ月間の残業時間は、月平均200時間を超えていたという。
     今年4月に遺族が全国一般東京東部労組の支援を得て労災を申請。残業時間は会社のタイムカードなどでは月40時間程度になっていたが、労基署は遺族や関係者からの聞き取りの結果、過労死の認定基準である月80時間を超えると判断し、6月13日に労災認定した。労基署は、店長としての責任の重さも認定の根拠として挙げたという。