ジェイドグループ(株)【3558】の掲示板 2019/08/30〜2019/09/24

トランプ米大統領が就任後、初めて会った日本人、それがソフトバンクグループ会長「孫正義」さん。「世紀の買収劇」と呼ばれたボーダフォンを1兆7500億円で買収、マブダチである故Apple社創業者スティーブ・ジョブズとのコネで世界で最も知られたスマホ「iPhone」の日本での先行販売を実現し、見事に成功させた手腕は誰もが知る限り。

その大先輩を尊敬し、裸の付き合いがあるというZOZOの前澤友作社長。
21年前、自宅のガレージならぬ「六畳一間」から起業して、時価総額一兆円の巨大な企業を育て上げた「千葉の伝説」は、またゼロからスタートしたいという。

ZOZOスーツの失敗、ZOZO離れと業績の下方修正は、生粋のアーティスト気質であるカリスマ経営者の限界を知らしめるものでもあった。

そろそろ潮時を悟ったか、自分とは真逆のロジカルなタイプの経営を任せたい、と言う。

かつてスティーブ・ジョブズが自身の後任にロジスティック担当だった畑違いのティム・クックを選んだ際に言った言葉が思い出される。
「もしも俺だったらどうするか？ とか、俺のように考えるな」

かつて本田宗一郎が省エネ・高効率のエンジンの開発に成功した際、「これでホンダはアメリカのビック3、フォードＧＭクライスラーに並ぶぞ！」と喜んだ時、一人のエンジニアが反論した。「俺たちは会社のために作ったのではない！ 排気ガスによる公害で、ぜんそくに苦しむ子どもを減らすために作ったのだ！」
「ヤキが回った」本田宗一郎を勇退に追い込んだのは若手エンジニアの叱責だった。

若者のアイコンであったカリスマ経営者が自分が築いた企業を去る。彼が居たから付いていった従業員たちはどうなるのだろう？

何をしでかすか分からない、前澤の居ないZOZOなど、正直、怖くない。

寂しい、でもお疲れ様でした。
また好きなことで生きていくんでしょう？
カッコいいな、羨ましいな



♯今日から俺は


※ 写真はZOZOの前身、スタートトゥデイの東証での上場セレモニー、オープニング・ベルの前で。