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モバイルファクトリー <3912> は、この日(1月20日)、東京都内で証券アナリスト・機関投資家向けの決算説明会を開催し、『ステーションメモリーズ!(駅メモ!)』と大ヒット映画作品「君の名は。」とのコラボレーションの効果について、「数字は出せないが、Google Playでフィーチャーされたことによる新規ユーザーの増加」(宮嶌裕二社長)が最も大きなものだったと明らかにした。

実施したコラボでは、映画「君の名は。」の劇中に登場する駅を巡って壁紙や特典がもらえるタイアップキャンペーンで、対象となった駅は1都2県(東京都・愛知県・岐阜県)にある四ツ谷や飛騨古川など計11駅となる。昨年11月1日から12月31日まで実施した。このコラボに合わせて交通広告なども展開していたので、駅や電車などで目にした人も多いのではないか。

コラボは、さらに休眠ユーザーの復帰も促し、合わせて実施した広告宣伝も強化したことが奏功し、第4四半期(2016年10-12月期)の『駅メモ!』のDAU(日次アクティブユーザー数)と、売上高は過去最高を更新したとのこと。『初音ミク』や『ハッカドール』などとのコラボも好評で、宮嶌社長は「多くの方に知っていただけることを実感した。引き続き大型IPとのコラボを行いたい」と意欲を見せた。

なお、こうしたIPコラボ以外にも、同社では体験型のイベントを増やしていく考えだ。「当社は、スマホゲーム会社という枠に入れられることが多いが、ゲーム会社というよりも、体験型イベントを提供するエンターテインメント企業と認識している。ゲーム会社では提供できないような体験をお客様に提供したい」と述べ、独自のポジションをいっそう高めていく考えを示した。