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随分と昔の話です
120%の愛で鬼ホールドしていた株を損切りし
失意の底にいた私の前に一人の天使が降り立ちます。

天使の名前はひげめがねさん。
言わずと知れた北方の煽り神であり、七難を避け七福を得る
個人投資家の守護神であり、闘神として厚くも信仰されている御仁です

私はそんな伝説の天使を前に藁をもすがる思いで懇願します。
「私はひとつも悪くない!ただただお金が欲しかっただけなんだ!」

そんな曇りの無い叫びが天使の心を掴みました。
私はひげめがね信者となり彼から愛の教えを学ぶ事となったのです

天使の教えは絶大でした
テクニカルや一時の材料に惑わされないノイズを排除し
大きな視点で将来のビジョンに投資する大切さを学びました
そして、彼の教えを実践することで大きく目減りした私の資産も
少しずつ回復していったのです

私は感謝しました
「天使よ、ありがとう。私は救われた!」

役目は終わったということでしょうか
天使は空へと舞い上がり雲の向こうに消えていきました

そして彼が消えた空を眺めて思いました
「あぁ、空はこんなに青かったのか」と。
そうなのです
私は、日々の値動きや材料の分析で頭が一杯になり空を見るゆとりすら失っていたのです

ふと、そよ風が頬を撫でました
今まで肩で風を切ることはあっても
ホッペで風を感じるなんてことはありませんでした
失っていた五感が回復していくのが肌で感じることが出来ました

ひげめがねさんが本当に教えたかったのはこういう事だったのかもしれない・・・
個人投資家にとって日々の平常心を保つことが人生をどれだけ豊かにするか
それを忘れて欲しくないというメッセージ・・・

「ホップ♪ステップ♪ひげめがねっ♪」
仕事場にいく足は軽く、私は大人げもなくスキップを踏んでいました

                        おわり