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ビギナーのために説明

諏訪が逃げて再生法が申請されると、日本の倒産法制では債権者の保有する債権額に従って発言力が決まる。最終的には再建案は、債権者会議で過半数を得て、はじめて効力を有するのだ。

そこで、再生法時の債権額が焦点となる。先ほどの計算では、若干アップルの持つ債権が大きくなった。しかも、プチ増資がなければ、機構の債権のほうが勝っていたことを考えると、計算尽くでアップルを勝たせたことになる。

この場合、アップル主導で再建案が書かれ、アップル主導で物事が進むことを意味する。もちろん、今後の前受金の返済ペースによって、機構の債権額が勝つこともあろう。しかし、それが都合の悪い事態なのかもしれない。だとすると、何かしらの手で、536億8000万の債務額を少し弁済してくるはずだ。