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ヤマシンフィルタ<6240.T>は建設機械の油圧回路のオイルをろ過するフィルターの世界最大手。高水準の需要に支えられ、22年3月期第1四半期時点では据え置いた通期計画(連結営業利益15億円、前期は1.5億円の赤字)の増額も視野に入る。

 コロナ後に世界の建機稼働率が高まったことで、フィルターのニーズも回復した。新車用、交換用ともに好調だった第1四半期の同社の営業損益は3.4億円の黒字(前年同期は0.1億円の赤字)に浮上。中国では現地メーカーの開拓も進んでいる。

 同社はマスクや工場・オフィス向けのエアフィルターも手掛ける。こちらの領域は厳しい部分も残るものの、建機分野の好調でカバーする情勢。また、原材料高を受けて値上げも進めていくとみられる。中・長期的にはろ材として最も細かい「ナノファイバー」を使った高機能タイプや、ハイブリッドフィルターが成長の原動力になりそうだ。

 株価は8月の579円の安値からの切り返しの局面にあり、75日移動平均線を突破したことで反発色が強まる。建機大手のコマツ<6301.T>の底堅い株価の動きも参考になる。