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(株)RS Technologies【3445】の掲示板 2019/01/05〜2019/04/11

>>364

この会社の可能性を信じて、Global infomationの市場調査レポートを英語で読んでみました。

気づいた点は、再生ウェーハの市場規模は世間一般には過小評価されていることですね。そもそも再生ウェーハを自社で行っている企業が多々あるため、再生ウェーハ市場にカウントされていない。これは再生専門でやっている企業に、いづれ規模の経済の理屈で移ると考えられます。
再生ウェーハは現時点で平均4~5回の再生が可能、つまりウェーハの3~4年程度の「累計」出荷面積自体が再生ウェーハ市場のポテンシャル在庫と考えることが分かります。そう、4年間過去最高水準の出荷面積を出し続けたウェーハの再生市場のピークは3~4年遅れてやってくるということですね。2019年までは増える予想なので、再生市場は2022年でもピークを維持しているでしょうね。しかも再生できる規格が増えている。
ウェーハ全体の一年間市場規模が約26兆円、現時点でその20%が再生市場と言われています。ですが上記の理由で私の考えでは20~30%です。そして再生市場の20%程度が年間の再生商品とされています。
再生ウェハの価格は新品の4分の1程度なので25%
RSの世界シェアは30%、目標は40%
2020年頃の売上高のポテンシャルをものすごく単純に、控えめに計算するとこうなります
(26兆円x2年)x再生市場30%x再生商品20%xRSのシェア30%x価格25%
=2340億

つまり、再生可能ウェーハの年間売上高のパイは7800億は少なく見積もってもあるということです。今の100億やそこらの売り上げでRSが世界シェア3割取れているのは、今出荷されている再生ウェーハの世界シェアであって、再生待ち、再生可能ウェーハが既存の10倍は在庫として世界に流通しているということです。

そしてRSは再生できる規格を業界の先陣をきって増やしているので、生産性で優位に立っているし、成長の仕方はアマゾンを彷彿とさせるものがあります。
経済界の記事で方社長のインタビューがありましたが、品質よりも生産性と規模による優位性の確立を優先していますので、設備投資、買収をバンバン行うつもりですね。

再生ウェーハの技術力、生産性の向上は半導体メーカーの販売数減少につながり、商品価格の苦し紛れの高騰につながります。半導体の物価があがればRSみたいな会社は利益が増える一方です。
私の予想ですが、半導体メーカーに買収されると思ってましたが、買収する側になりそうです。というかほぼ間違いなく半導体メーカーよりも有利な立場にありますね。