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サンバイオ(株)【4592】の掲示板 2019/05/30〜2019/06/03

ここ数日、スクエニ新作への思惑で上がっていたガンホーやコロプラ等の推測があった。
なので昨今のサンバイオの現状を、川西徹・森敬太の共著であるサンバイオに散らばる数々の複線を拾う推理小説だと考えてみると面白いかもしれない。



1.海外募集の引受人であるNomura International plc は、払込金額3548.8円×200万株を全額買い取り後にアメリカとカナダを除く海外へ3712円で募集した(5.14/15:15IR/2-4)。
払込金額と募集金額のさやがNomuraの利益だが、年初の大暴落があったにも関わらず、安定操作無しで、売れても売れなくても全額買い取りを受けたビジネス的な根拠は何だったのだろうか。売却先がほぼ決まっているか、内々に承認が約束されていないとあの暴落の後なので受けたくない気もするが。



2.Nomuraと川西徹・森敬太は5.29の払込日から180日普通株式ロックアップ合意。
合わせてサンバイオは、現時点で発行予定等の新株以外、野村のOKなく上記ロックアップ期間中は新株発行しない旨、合意している(5.14/15:15IR/4-4)。
株主への配慮と考えれば好感が持てるがどう受け止めるべきか。



3.野村證券と川西徹・森敬太が200万株の株式消費貸借契約を締結している。(5.14/15:15IR/4-5)
理由は、海外募集の相手先より早期に株券を求められた時に対応するためと記載があるが、使用目的は海外募集の相手先の要望に「限り」とある。
要求に迅速に対応する理由として、欧州では引く手あまたの状況か、それとも購入先企業の決算関係か。真意は何か。



4.製造委託として約71億円を2024年までに使用するとの理由で増資した(5.14/22:45IR/1-2)が、製造した製品は優先的に国内で使用すると記載がある。
その一方で、日本での製造・物流・販売体制構築に必要な資金は賄えてあり、SB623 の新規適応拡大と新規物質導入のための研究開発費も確保しているとの記載もある(5.14/15:15IR/1)
上記の内容から、日本での製造や販売の資金や体制は既にあって、今回の200万株は次のステップとして、海外の体制を整える第一歩としての増資と読めると思うが、承認を待たずにほぼ承認後の準備完了しているように思う。
実際の思惑はどうだろうか。