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デクセリアルズ(株)【4980】の掲示板 2019/04/17〜2019/10/29

どんよりしてたなぁ、いかにも業績、株価不振の企業の総会って感じでしたね。トータルで”私が”どのように受け止めたかというと、結局「5年先にはいいことある(よう努力する)から、この2、3年は我慢してね。」というところに尽きます。そこで改めて、中経が何故3年から5年になったのか、という疑問が起きました。ここしばらく良いことがありそうもない。しかし人参はぶら下げたい。けれども直近は無理だから5年か。そんな先の人参遠すぎて投資家には見えない。「ありゃなんだ、赤唐辛子か?」それで株価低迷。さらに追い打ちを掛けるように、3年先には中経を見直す、と今からエクスキューズも忘れない。ならば最初から3年の中経を立案して、最終年度にきちんと総括するのが正道というもので、これでは自信の無さや保身丸出しではないですか。社長の中経説明にも、5年先の”自動車他”での売上200億超え表明に、新規領域/既存技術象限なのに、どうしてそんなに自信が持てるのか納得できませんでした。スマホがコケたらどこの企業も”車載”と言い始めました。すでにブルーオーシャンであるはずもなく、競合だって激しくなる。お得意の技術力にしても、5年先にその商品が競争力を保っている保証なんてどこにもない。企業経営にとって5年とは、何がどう変化しているか予想もつかないほど遠い未来です。実際為替レートに大きく影響を受けるこの会社が、中経5年間の為替前提を108円/ドルと回答(左奈田役員)していましたが、これから先はどうでしょうか。質疑で株主から「技術力はあってもマーケティング力がない」と厳しい指摘(というより叱責)がありましたが、それにも的外れな回答でがっかりしました。ベータ対VHSで敗れた、技術で勝って商売で負けるような”負の遺伝子”をソニーから、”しっかり”受け継いでいるのではないか、などと考えてしまいました。『社員一人ひとりの意識と行動を変革する』という社長のいわずもがなの言葉には「現状まともに戦える体制ではない」「社員の意識は相当低い」という含みと社長の苛立ちを感じて、そのための5年なんだろうな、と思いました。(あくまでも全て私個人の感想です。)