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■シンプロメンテは初決算の3Q業績の順調推移を見直し上場安値から4連騰

 シンプロメンテ<6086>(東マ)は、18円高の1797円と4営業日続伸し、今年1月17日につけた上場来安値1717円から底上げしている。
 昨年12月18日の新規株式公開(IPO)以来の初決算となる今2月期第3四半期(3Q)決算を今年1月14日に発表、四半期業績は初作成となるため前年同期比較はないが、IPO時予想の2月通期業績に対して順調な進捗率を示したことを見直し、最安値水準で下げ過ぎとして直近IPO株買いが増勢となっている。

■「緊急メンテナンスサービス」の新規顧客を拡大

 3Q業績は、売り上げ27億5200万円、経常利益1億4000万円、純利益8100万円で着地し、2月通期予想業績に対する進捗率は、売り上げが73%、利益が70~72%と目安の75%をほぼクリアした。
 同社は、多店舗展開をしている外食産業や小売り業界のチェーン店を顧客に、厨房機器や設備・機器などに発生する水回り、空調、照明などの不具合をワンストップで修理・修繕するメンテナンスアウトソーシング事業を展開しているが、売り上げの大半を占める「緊急メンテナンスサービス」で既存顧客に新アイテムを提供するとともに、
サービスエリアも拡大、新規顧客を獲得して依頼数が増加、各種設備・機器の突発的なトラブルを未然に防ぐ点検・整備・洗浄・清掃などを定期的に行う「予防メンテナンスサービス」も、受注を伸ばしたことなどが要因となった。

 今2月期業績は、顧客企業が180社を超え、全国の2万6029店舗を同社が選定、全国ネットワーク化した4595社の協力業者(メンテキーパー)により365日24時間体制でカバーしていることからIPO時予想に変更はなく、売り上げ37億6300万円(前期比30%増)、経常利益2億円(同95%増)、純利益1億1200万円(同2.1倍)、1株利益80.9円と予想している。

■ダブルボトム放れをノロウィルス関連思惑が支援も

 株価は、昨年12月19日に公開価格950円でIPOされ、2.3倍の2235円で初値を形成、直後に上場来高値2490円まで買い進まれて1743円と調整、昨年末には2162円の戻り高値をつけたが、年明けには上場来安値1717円と再調整、ダブルボトム固めに煮詰まり感を強めている。折からのノロウィルスによる全国な食中毒事故発生に関連して外食産業向け緊急・予防サービスの拡大思惑の高まりも見込まれ、一段の底上げは期待十分である。(本紙編集長・浅妻昭治)