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電力の番人っていい言葉だね❗️
( ̄ー ̄)ノ" ゜ ポイッ

不安定な卸電力市場、「番人」の登場を望む
価格の「適正水準」を提示せよ

日経エネルギーNext電力研究会
2018年1月24日(水)

 ときに異様な高騰を見せる卸電力市場。価格形成が依然不安定だ。国民生活や産業を支える基本財といえる電力の場合、本来の需給や経済環境に応じて、市場においても常に「適正価格」が提示されることが望まれる。「電力の番人」の存在が不可欠だ。
 2017年の日本卸電力取引所(JEPX)は波乱の連続だった。
 旧一般電気事業者自身が宣言した「自主的取組」がいつのまにか不全を起こし、スポット市場への売り玉不足から市場価格はしばしば高騰した。その背景としての「予備力の過剰確保」や、帰結としての「当日の電力余剰」などの問題も表面化した。

 自由化の進展にはスポット市場の確かな市場運営が望まれる。現実には理想とはほど遠い価格形成が続いている。

 改めてこの冬の市場動向を見ておきたい。

 昨年10月には売り入札量の増加が見られ、市場の売り玉不足はいったん解消に向かったかに思われた。
 背景には、中部電力と関西電力の過剰な予備力の抱え込みの実態解明を機に、電力・ガス取引監視等委員会による市場への予備力投入ルールの厳格化があった。10月は約定量も増え、スポット価格も落ち着きを取り戻した。

 しかし、11月から様相が一変した。スポット市場は売り入札量と約定量が減少に転じた。一方で、買い入札量は増加基調を続けたため、一度は落ち着いたスポット価格は11月から再び狂い始めた。

 背景が分からない相場の変動にこれだけ振り回されれば、真面目に取り組む事業者ほど大きなリスクや理不尽さを感じるに違いない。
 それゆえ、より透明感のある情報公開や厳格な監督行政が求められる。
 市場価格は参加者に対して貴重なシグナルを発する。ただし、それは健全な競争と環境があって初めて機能する。理想的なシグナル機能は、短期でも中長期でも、あるべき電力価格を安定的に市場が指し示すことだ。

 市場価格とは何かを考えたとき、日本銀行の取り組みなどは1つの参考になる。

 インフレ局面と判断されれば、日銀は円の貨幣価値が将来減少しないように円金利を上昇させる。デフレ局面では、逆に円金利を下げて、将来の財やサービスに対して円を保有する相対的価値を低下させる。あるいは、外貨に対する価値を安定化させるため、外貨との金利差や為替水準を管理する。

 金利や為替は自由市場で取引されるが、その中にあって日銀には円の価値を守る使命がある。日銀が「通貨の番人」と呼ばれるゆえんだ。

国際競争力も視野に入れた電力の「適正価格」

 もちろん電力と通貨は異なる。通貨発行の主体でもある日銀と同様の関与が、電力で可能なわけでも適切なわけでもない。

 それでも、ある範囲の経済圏における生活や産業に直結する経済の基盤という点で、電力は通貨と共通する点も多い。

 電力の場合も、より長期的に安定した、あるべき価格が存在することで、国民生活が安定し、国際競争力のある産業が育ち、技術革新が生まれる。

 つまり、電力には特定の経済圏における安定や成長を実現するための「適正価格」というものが求められる。それを担保するのが政府や当局の本来の役割ではないか。欧米の仕組みや政策には、単なる市場監視を超えた、適正価格の実現に向けた機能や意思を見て取れる。それは、「通貨の番人」ならぬ「電力の番人」と言っても良い役割であり、存在だ。

 国内では自由化が始まったばかりだが、日本の当局も様々な試行錯誤を続ける中で、いずれそうした機能が高まっていくものと期待したい。その時は、海外の発電コストに比べても十分に高い競争力を実現できる電力価格の水準を目指すような組織や機関になるはずだ。

 電力自由化の進展に合わせて、この国の電力のあり方を定める「電力の番人」の重要性が問われてくることになるだろう。

電力の番人って誰がなるんだろうね❗️
(^∇^)ニャハハハハ!

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