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エース証券(株)に対する検査結果に基づく勧告について

平成11年7月23日
証券取引等監視委員会
1.勧告の内容
 近畿財務局長がエース証券株式会社(大阪市中央区今橋、資本金51億円、東京・大阪・福岡会員、役職員約410名)を検査した結果、下記のとおり法令違反の事実が認められたので、本日、証券取引等監視委員会は、金融再生委員会び金融監督庁長官に対して、金融再生委員会設置法第29条第1項の規定に基づき、行政処分及びその他の適切な措置を講ずるよう勧告した。


2.事実関係

○ 実勢を反映しない作為的相場が形成されることとなることを知りながら一連の有価証券の売買を受託する行為

 東京法人部次長は、平成9年2月、同年8月及び同10年2月、特定の顧客が、保有する複数の銘柄の株式について、決算期月の評価損の縮小を図るため、一連の高い指値や成行の買付け注文を連続して発注する方法により、当該銘柄の株価を引き上げることを知りながら、当該一連の買付注文を受託、執行した。

 上記行為は、証券取引法(平成10年法律第107号(平成10年12月1日施行)施行前のもの。)第50条第1項第6号に基づく証券会社の健全性の準則等に関する省令(平成10年総理府令・大蔵省令第33号(平成10年12月1日施行)施行前のもの。)第2条第3号に規定する「実勢を反映しない作為的相場が形成されることとなることを知りながら一連の有価証券の売買の受託をする行為」に該当すると認められる。
 また、上記行為は会社の行為と認められる。