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ブリッジレポート

4.今後の注目点
 中期経営計画「Will Vision2020」(17/3期~20/3期)の最終年度がスタートした。中計前の16/3期の売上高・営業利益が450.億円・14億円だったので、4年間で売上高が2.7倍、営業利益が2.8倍に拡大する事になる。主力事業が拡大する中で、健全な赤字部門を持つ経営戦略も奏功しており、その一つである海外HR事業が350億円(20/3期予想)ビジネスに成長し、収益性の改善も進みつつある。また、介護ビジネス支援も短期間で業容を拡大し、20/3期は売上高が100億円を超える。利益面では、計画通り、黒字転換した。加えて、外国人労働者の採用にも既に道筋を付けている。単に採用が進んでいるというだけでなく、現地での採用・育成体制、メンタルケアを含めた現場でのサポート体制が整備されている事がポイントだ。
 もっとも、中計目標の達成に当たっては、利益面でIFRS採用による押し上げ効果があるのも確かだ。この点は評価が分かれるところであり、同社自身、「日本基準で40億円という目標達成を掲げていたため、きれいな着地という事ではない」と謙虚に受け止めている。ただ、この利益押し上げ効果は過去に買収してきたM&Aの稼ぐ能力が維持されていればこそ、の効果である。このため、「現時点では、この40億円に、こだわって着地を目指していきたい」としている。海外人材サービス市場の拡大と国内の人手不足は今後も続く。中期経営計画「Will Vision2020」の達成と、その後の更なる事業拡大に期待したい。


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