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(株)タスキホールディングス【166A】の掲示板 2024/07/29〜2024/08/07

植田日銀総裁の会見に端を発した市場の大混乱により、期待を上回る第三四半期決算発表を無視してタスキHDは8月5日にストップ安を記録しました。相場の恐慌状態が直撃したタスキHDの異常な下落は翌日即座に是正されましたが、未だ市場は落ち着きを取り戻せていません。

さて、タスキHDの第三四半期決算は想定外の上方修正の発表となりました。オーラ社のM&Aにより、売上高の取込額は既報でしたが、利益面の影響については精査中とされていました。第3四半期決算においても統合及びオーラ社ののれんについて暫定値としていますが、統合・M&A以後の連結予想としてある程度の明るい見通しを市場に開示したIRの姿勢と努力は非常に好感が持てます。

この決算説明の内容も大変面白いのですが、日銀発端の暴落があった中、不動産会社であるタスキHDが受ける金利影響について気にする投資家もいることでしょう。このことについて、今回の決算説明会での以下の質疑応答が参考となるでしょう。



質問者 :17年ぶりの金利上昇で、不動産投資のハードルも上がってくると思うが、貴社グループの顧客は、富裕層より海外ファンドが中心のため、当面の間は大きな影響はないと考えて良いですか。

柏村社長:金利上昇については、当社の事業形態にとっては、大きな影響はあまりないと考えております。当然、われわれは事業を行う上で、資金調達という面では、コストが上がってくる部分もありますが、そういった部分については、その上昇分を見越した事業計画をすることで、しっかりとした利益を確保していくことと、販売については、いわゆる購入者ターゲットが富裕層、特に相続税対策が目的になりますので、そういった部分での金利上昇影響は極めて限定的なのかなと考えております。

一方、金利上昇によって、不動産を実需で購入する層が減っていくのではないかと私は想定をしております。不動産購入をするフェーズから賃貸する局面に、大きな転換があると考えておりますので、賃貸需要の増加は、当社の物件に対する賃料アップ、利回りのアップが期待でき、非常にプラスとして考えております。



タスキHDに限って言えば、暴落前水準もかなり割安であるところ、さらに下値に振ったことで現在も含め非常に有利なポジションでの積み増しが出来、私自身嬉しい状況です。これからも末長いポジションが吉だと感じます。