ベイリー・ギフォード世界長期成長株F【03311191】の掲示板

>>262

（上位ではないものの）これまで本ファンドが強気に見てきた中国銘柄の中に「TALエデュケーション」（好未来：TAL）という銘柄があります。先にギフォード社が出した6月の運用報告にも、この社の将来性を高く評価する記載があります。中国政府は木曜日、こうしたTALのような教育関係を扱う民間会社に対し「外資受入のみならず株式市場を通じた資金調達を禁止する」という信じられないような方針を打ち出しました。これを受け、TALはわずか1日で70％の大暴落となり、直近2月につけた最高値のUSD90からUSD6まで転落しています。

今回の件は、アメリカとの摩擦が強まり、かつ自国内の科学技術にも自負を持ち始めた中国政府より発せられた、西側諸国が牛耳る資本市場からの段階的撤退のメッセージとも受け取れます。今回の件が他のセクターにまで拡大すれば、米国市場での中国企業のプレゼンスは崩壊します（金曜米国の情報セクターの上げは、中国資本からのローテーションも一部関係しているかもしれません）。

もはや将来性を議論するステージは過ぎたように思われます。次期以降の月報等を通じてギフォード社運用チームから新たな方針が示されない限り、即時の売却が賢明かと考えています。