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(野村 ブル・ベアS8)米国国債4倍ベア8【01314203】の掲示板 〜2021/12/09

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「インフレ防御ETF」拡大
10月の資金流入・純資産が最大に 資産目減り警戒、個人にも
日経 2021年10月28日 2:00

インフレを回避する手段とされる物価連動国債などを組み込んだ「インフレ防御ETF」の資金流入額と純資産額が10月に過去最高となる見通しだ。物価上昇に伴う資産の目減りを警戒し、年金基金などの機関投資家に加えて、足元では個人投資家の資金も目立ってきた。各国中銀は利上げ前倒しで抑え込みにかかっているが、投資家は供給制約に伴うインフレ圧力は続きかねないと警戒しているようだ。

インフレ防御ETFは、米国の物価連動国債を組み入れている銘柄が多い。米国の物価連動国債は消費者物価指数から算出される物価上昇率が上昇すると元本が大きくなり、利息も増える仕組みだ。

QUICK・ファクトセットによると、純資産が大きい世界で主要な5本のインフレ防御ETFの合計の資金流入額は、10月22日までで49.7億ドル(約5600億円)と、単月ベースでこれまでの過去最高の7月(39.6億ドル)を上回った。純資産額も850億ドルと、前年同月末比7割増と急増している。

高い水準の物価上昇が続いている。9月の米CPIは前年同月比の上昇率が5.4%と、5カ月連続で5%以上に高止まりしている。インフレが長期化するとの見方が広がっている。

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「米国の中長期目線の年金基金や運用会社は、ETFを買うことで固定金利の国債から物価連動国債に乗り換えているようだ」とブラックロック・ジャパンの越前谷道平ETF事業部長は話す。

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たとえば純資産額で首位の米ブラックロックの「iシェアーズ米国物価連動国債ETF」は、米国の物価連動国債の約50銘柄を組み入れている。1口あたりの価格は22日時点で128.76ドルと、日本円に換算すると1万5千円程度で取引所で誰でも買える。

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FRBのパウエル議長は「一時的」との見方を崩していない中、供給制約によるインフレは長引くとの見方も根強く残っている。FRBによる早期の利上げ観測が浮上するものの、供給制約による物価上昇圧力を抑え込めるのか懸念されている。インフレ防御ETFへのマネー流入は、インフレ高進が景気回復を腰折れさせかねないとの投資家の警戒感を映し出している。