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臆測再浮上したエクソンのBP買収、アナリストらは可能性低いと指摘

米エクソンモービルが英BPの主要株主に対し、BP買収の可能性を打診したとの
市場の臆測を英紙イブニング・スタンダードが10日伝えたことを受け、
BPの株価は今年最大の上げとなった。

BPへの買収提案の可能性はないとは言い切れないものの、
エクソンがBP買収に関心を持っているとの報道はずっと以前からあり、
マッコーリー・キャピタルやカナコード・ジェニュイティなどのアナリストは
買収の可能性は低いとみている。

チューダー・ピッカリング・ホルト・アンド・カンパニー・インターナショナルの
シニア・リサーチアナリスト、 アニシュ・カパディア氏は「エクソンとBPに関する同報道は、
両社の間に戦略上の明確な適合性がないとみられることから、うわさにすぎないようだ」と指摘。
「統合後の会社は規模が大き過ぎる上に複雑過ぎて運営が難しいだろう」と説明した。

マッコーリー・キャピタルのアナリスト、イアン・リード氏は
「エクソンがBPを買収する意味が分からない」とし、
「他にない特徴がBPにあるわけではないため、エクソンが単一資産ではなく、
BP全体を取得する理由が見当たらない。自分に投資資金があったとしても、
エクソンの買収を見込んでBPに投資することはないだろう」と述べた。

カナコードのアナリスト、アレックス・ブルックス氏は
「現在の英政治情勢が激化しやすいことを考慮すれば、企業経営には慎重さが必要だろう」
と述べた上で、エクソンのBP買収は「可能性としては興味深いが、特に実現しそうな
シナリオとは思わない。エクソンは他に集中すべきことがある」と分析した。