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インテルの基調講演では、中国上海汽車との提携を発表したほか、フォルクスワーゲン、独BMW、日産自動車などと地図技術で協力する。自動運転では、高精度の地図が安全な運転の基礎となる。モービルアイの地図技術は走行中の車両が車線などの基礎データを常に分析し、通信回線を使ってリアルタイムで更新する「クラウドソーシング」方式を採用している。

 18年は、大きな技術革新の波が重なる年といわれている。AIは既存情報処理が苦手としてきた画像や音声などを処理できるため、コンピューティングの活用分野が大きく広がる。その影響は多種多様な業界に広がっている。

 一方、従来の100倍以上のスピードがでる第5世代モバイルブロードバンドの整備が18年から動き出し、VRや拡張現実(AR)といった新しい映像コンテンツが広く配信できる環境も目前になってきた。こうした高度なネットワーク環境とAI技術により、自動運転車を筆頭とする様々な機器やインフラがより高度なサービスを提供できるようになる。

 このように大きな技術革新の波を背景に、米大手ハイテク企業は新分野の開拓に奔走している。CESを舞台にAIや自動車を巡るエヌビディアとインテルの発表内容は、まさにそうした競争状況を示しているといえるだろう。