セラス・ライフ・サイエンシズ・グループ【SLS】の掲示板
-
511
>>510
最初の1文は仰る通りで、CR1はあくまで“有効性シグナル”段階と修正いたします。
さて、WT1ワクチンは接種部位の腫脹が極めて明確に出るため、ブラインド化が困難です。そのため、少人数の単群・歴史対照で手応えを把握してきたのが現実で、Phase2止まりになっている流れは割愛しますが、対象腫瘍におけるWT1ワクチンのコンセプトが確認できれば十分だった、という位置づけです。
したがって、これまでのGPS前期治験にある“夢の部分”は、将来的には資金力のある製薬企業の大規模試験に任せればよい領域であり、承認段階でのFDA人事を踏まえて、今から目標株価そのものをディスカウントする必要はないと考えています。もちろん、出口をTLD一本で区切る方にとっては、ディスカウント路線は手堅い選択肢だと思います。
なお、“夢の部分”は、実際のBOでは CVRとして評価されるケースが多く、
「BO時 = プレミアム株価 CVR」
という形になります。直近3ヶ月で経験したBOも、いずれもこの形でした。
余談ですが、SLSが1社限定で総発行株式の約15.7%に相当する 5年型リロード型ワラント を無償で付与した点については、
「プラットフォームのうち現時点ではCR2の結果しか出せていないが、将来の適応拡大が成功した際の報酬はCVR相当分として受け取ってほしい」
という示唆と解釈しています🍵
MEDIC***
>>506
CR1の有効性は確認できていると言い切るのはさすがにバイアスが強すぎますよ。N=22(+Phase1合算でも31)、単群・非ランダム化、歴史対照ベースなので良くて参考値扱いです。追加試験は必須かと。もちろん、ポジティブなシグナルが出ているのは同意します。
Pazdurも退任することも考慮に入れるとWT1 プラットフォームで、薄いデータから適応を増やしていけるぜ!という夢の部分の期待値は、これまでよりもディスカウントした方が安全だと思いますよ。
投資の参考になりましたか?