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ブラジル電力【EBR-B】の掲示板

>>10

2016年もマイナス成長が確実視されていて、ブラジル発の中南米危機が来ると言われています。


2011年から2014年にかけて、ブラジルが得意とする石油・資源・穀物は高かったのに、平均成長率は2%だった。

政府は景気対策に金融緩和を行ったが、景気は悪化しインフレを引き起こしました。

外国勢は投資を引き上げて、元の混乱した、代わり映えしないブラジルに戻ってしまいました。


失業率は7%から10%の間だが、景気悪化によって10%を超えると予想されています。

どの国でもそうですが「失業率」は政府に失業手当など支援を求めた人数に過ぎず、無職の人は2倍から3倍は存在します。

すなわち現在ブラジル人の2割から3割は失業状態とみられています。


同時にインフレによって実質賃金が低下しているので、消費も停滞しています。

通貨のレアルは下落を続けていて、輸入品の高騰を招きインフレに拍車を掛けています。

こうした苦境の原因世界経済の低迷で資源価格が暴落した結果だが、輸出に依存する体質は自ら作ったものだった。

今回の悪化の背景には、

主要な輸出先である中国の経済悪化
米国の利上げ実施を睨んだ通貨レアル安
レアル安とインフレ抑制のために実施し続ける高金利政策
国営石油会社ペトロブラスを巡る汚職疑惑による政治不信
低所得層向けの“ばら撒き”政策実施による財政緊縮政策の影響(増税、公共料金の値上げ等)
人件費高騰による企業収益の悪化


ロイターによるとこれほどブラジル経済が悪化したのは「約30年ぶり」で、あらゆる経済指標が悪化している。

ブラジルは2000年代に資源価格高騰で巨額の輸出利益を得て、急激な経済発展を遂げました。

ところが最近2年ほどで多くの資源価格は半値以下に下落してしまい、ブラジルは利益の柱を失いました。