アマゾン・ドット・コム【AMZN】の掲示板 2020/09/23〜2020/10/29

>>172

大英帝国もアメリカ帝国も覇権国として、植民地や後進国に対して冷酷非道なことを行なっていたわけだが、少なくとも自国民の自由平等自立の保証を標榜した。

中国の場合、自国民の権利という概念はないに等しい。同時に、民族人種間あるいは出身地や出身階層に基づく差別は著しい。

たちの悪いことに、それら国内の構造を対外関係にも当てはめ、資金や技術協力等をもとに宗主国たらんとするのが中国の基本姿勢と言える。

軍事面やハイテク技術面で中国の存在感はさらに強まるだろうが、何よりも怖いのは、上記の自由平等自立という基本思想を持たない人間がそれを主導していくことだろう。

中国の留学生と話す機会があるが、上記のような基本思想や政治についての議論を避ける傾向が見られる。というか、誰かにそれを監視されているような恐怖感を潜在意識として持っているようだ。

ただ、個人的意見ではあるが、上記のようなことは、天安門事件以降の独裁体制によるもので、習近平という特異な独裁者が退けば、若い人間を中心に変化していくとほのかに期待はしている。
自由主義各国との対話はそこからスタートできるかと思う。