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軽すぎる口約束
マスク氏は、Teslaが下期には黒字転換し、借金依存から脱すると公言してきた。
損益はともかく、資金繰りの方はどうも怪しい。
最近では、Teslaは納入業者に対し、一度支払った代金を元に戻し買掛金に再計上させてほしいと依頼していると伝えられた。
資金繰り不安が現実のものとなれば、マスク氏への非難はさらに強まり、ファイナンスの条件は厳しくなるだろう。
•転換社債と普通社債
Barron’sはTeslaの3本の債券の存在を指摘している。
•2019/2/27期限転換社債:9.2億ドル、0.25%クーポン、転換価格359.8676ドル
•2021/2/25期限転換社債:13.8億ドル、1.25%クーポン、転換価格360ドル
•2025年期限普通社債:5.30%クーポン、利回り6.77%

これから明らかなように、Teslaは株価を360ドル超に維持し、転換社債の転換を促す必要がある。
さもないと、巨額の資金を高いコストで借り入れなければいけなくなる。
一方、転換価格360ドルの転換社債の存在は(非公開化のためのTOB等がなければ)Tesla株価の上昇を妨げる要因となる。

•アナリストや売り方への復讐
マスク氏のアナリスト嫌いは有名だ。
以前の決算発表でアナリストの質問に対し度重なる暴言を吐き、後に謝罪に追い込まれている。
もっとも、謝罪したと言っても、本人が心から反省したと見る向きは少ない。
また、ジム・チャノス氏・デービッド・アインホーン氏らのショート・セラーやメディアに対しても敵意をむき出しにしている。
こうした市場の声をなくし、非公開でもロングしてくれる親衛隊投資家たちに守られて経営をしたいというのだろう。