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果たして中国は、ウクライナに軍事侵攻したロシアを本当に支援するだろうか。現時点では、その可能性は低い。なにしろ中国は国内における新型コロナウイルスの感染拡大阻止と、経済の再建という重い課題を2つも抱えている。さらなる難題を抱え込む余力があるとは考えにくい。

それに、国際社会との関係悪化を覚悟の上でウクライナ侵攻に加担しても、中国が得られるのはロシアとの絆の強化だけだ。そもそも中国は、EUとの関係悪化を望んでいない。いずれ台湾の帰属をめぐる紛争が起きるのは必至だから、その前にEUとアメリカを分断しておきたい。それが中国の本音だ。

しかも今は、ロシアの同盟国でさえ腰が引けている。年初の反政府デモをロシアの支援で鎮圧したカザフスタン政府も、今は動かない。ロシアべったりのベラルーシでさえ、ウクライナに自軍を送り出そうとしない。そんなところに中国が出て行くのは、どう見てもおかしい。

最後に、漁夫の利になるのでは。