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【投信が示す主役交代の狼煙(1)】

2020年のリターン・ランキングの1位と2位のファンド・マネージャーの優劣は直近の投信の基準価格の下落率と運用効率を示すシャープレシオ

1位 「eMAXIS Neo 自動運転」下落率-30%、シャープレシオ1.6
  
2位 「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」下落率-56%、
   シャープレシオ-0.51

を比較することで明確にできました。

「eMAXIS Neo 自動運転」のファンド・マネージャーが「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」のファンド・マネージャーよりも圧倒的に優秀です。

2021年12月30日時点での「eMAXIS Neo 自動運転」の組入銘柄と組入比率は【MINKABU】によれば

1位 ALGM 4.4%
2位 F(フォードモーター)4.1%
3位 AMBA 4.1%
4位 VNE 4.1%
5位 LAZR(ルミナー・テクノロジーズ) 4.1%
6位 GM(ゼネラルモーターズ) 3.8%
7位 AEVA 3.7%
8位 VC 3.7%
9位 XEPV(小鵬(Xペング)ADR 3.6%
10位 TSLA 3.6%

直近の月次レポートによれば、

1位 INVZ 4.9%
2位 ALGM 4.4%
3位 F(フォードモーター)4.1%
4位 AMBA 4.1%
5位 VNE 3.9%
6位 LAZR(ルミナー・テクノロジーズ) 3.9%
7位 GM(ゼネラルモーターズ) 3.8%
8位 AEVA 3.7%
9位 VC 3.7%
10位 XEPV(小鵬(Xペング)ADR 3.6%

テスラ 7.9%(2020年)↓3.6%(2021年)↓0%(今現在)

と時代の趨勢を映す鏡のようです。

一方、2位の「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」の2021年12月30日時点での組入銘柄は

1位 テスラ 8.5%


5位 ZM(ズーム・コミュニケーションズ) 5.4%

とシャープレシオがマイナスの原因テスラとズームが上位を占めていることから、2位のファンド・マネージャーの運用成績が1位の運用成績よりも著しく劣るのは当然です。

さて、LAZRの躍進は

iFreeNextムーンショットインデックス 5位 1.7%

Robo 16位 1.44%

に見るように世界に浸透しつつあります。