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 【グラスゴー時事】英北部グラスゴーで開かれている国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で、2040年までにガソリン車の新車販売を停止し、全てゼロエミッション(排出ゼロ)車とすることに24カ国が合意した。日本や米国、中国、ドイツなどは参加しなかった。合意を主導した議長国の英国が10日発表した。

英首相、COP26は「人類の転機」 40年にガソリン車廃止を

 世界の二大市場の米中、自動車輸出大国の日独の不参加で、電気自動車(EV)への急速な移行の機運は停滞する可能性がある。
 英国は、先進国は35年までに、途上国も40年までに、乗用車と大型車の新車販売を全て排出ゼロ車にすると表明するよう呼び掛けていた。ガソリン車やディーゼル車を廃止し、EVに全面移行することを目指していた。
 英政府によると、英国のほか、カナダやスウェーデン、ニュージーランド、ウルグアイなどが同意した。(2021/11/10-10:43)