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 2日の日経平均は大幅反落。終値は255円安の29408円。米国株の大幅上昇や円安進行を手掛かりに、寄り付きは200円を超える上昇。しかし、そこから上げ幅を300円超に広げて3万円に迫ったところで、戻り売りに上値が抑えられた。これによりセンチメントが急速に悪化。値を消してマイナス圏に沈むと、一気に下げ幅を3桁に広げた。前場では29500円がサポートになったが、後場はスタートからこれを割り込むと、弱いところでは下げ幅を300円超に広げる場面もあった。売り一辺倒ではなく押し目を拾う動きも見られたが、終値では200円を超える下落となり、29500円を下回った。

 東証1部の売買代金は概算で2兆6100億円。業種別では水産・農林やその他金融、機械などが上昇した一方、海運や空運、鉱業などが下落した。上方修正を発表したヒマラヤがストップ高。半面、第三者割当による新株発行を発表したサンデンホールディングスがストップ安となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり745/値下がり1346。SMCやキーエンスなどFA関連が上昇。マネックスGやリミックス、セレスなど、暗号資産関連が急伸した。中国フリマアプリとの連携を発表したメルカリが大幅高となり、マザーズ指数の上昇に貢献。上方修正や増配を発表したNCS&Aが買いを集めた。

 一方、ファーストリテイリングが上場来高値を更新した後に失速して3%近い下落。JALとANAが大きく売られたほか、HIS、串カツ田中、ベストワンドットコム、ラウンドワン、TKPなど、アフターコロナ関連が軒並み値を崩した。月次が失望を誘ったワークマンやクスリのアオキが軟調。LINEとの経営統合完了を発表したヤフーが大幅安となった。

 日経平均は大幅安。米国株の強い上昇を受けて3万円乗せへの期待が高まったが、場中の動きが弱く、底打ちへの期待が後退した。失速の度合いが大きくなった背景には、米株先物の軟調があったと思われる。そのため、今晩の米国株が下落しても常識的な下げであれば、あすの売り圧力は限られるだろう。ただ、先物に大きく振らされる状況が続く間は、買いは恐る恐るとなりやすい。週末の米雇用統計を確認するまでは神経質な地合いが続きそうだ。日経平均は安値(29314円)でも25日線(29247円、2日時点、以下同じ)は下回らなかったが、TOPIXは終値(1894p)で25日線(1896p)を若干ではあるが下回った。2月に日経平均が大きく水準を切り上げる局面では、TOPIXが上昇を先導するような動きも見られた。それだけに、TOPIXがここで踏みとどまって反転できるかが、あす以降の大きな注目点となる。