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【CAD】消費者物価指数の掲示板

今週の米国債市場では、12-13日にかけて米国債の入札が予定されている。米長期債金利は2月からの金利上昇を受け(債券価格は下落)、利回り面で一定の魅力が付与されている。同時に債券価格面では価格下落により、割安感が醸成されている。
FRBによる超金融緩和策の長期化安心感(=債券価格の安定化支援)もあり、入札で良好な需要が確認されると米国債金利は低下。為替相場ではドル安の要因となりやすい。

ただし、米債金利の低下は米国株をサポートするため、クロス円ではリスク選好の円安と外貨高に作用する。ドル/円でも過度なドル安・円高は抑制される可能性がある。
同時に米国債入札で海外マネーからも旺盛な需要が確認された場合、改めて「米国債とドルの信認維持」を示すことになる。為替相場では中長期スパンで、ドルの下支え要因になりそうだ。