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豪中銀総裁、第4四半期の景気回復を楽観視 金利は24年まで低水準
9/14(火) 13:00配信
ロウ豪中銀総裁は14日、コロナ対策のロックダウンが原因で第3・四半期は国内経済が大幅なマイナス成長になる見込みだが、第4・四半期に制限が緩和され次第、経済活動が急速に持ち直すと確信していると述べた。
[シドニー 14日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)のロウ総裁は14日、新型コロナウイルス感染対策のロックダウン(都市封鎖)が原因で第3・四半期は国内経済が大幅なマイナス成長になる見込みだが、第4・四半期に制限が緩和され次第、経済活動が急速に持ち直すと確信していると述べた。
ロウ総裁は講演で、賃金が伸び悩んでいるため、2024年までに政策金利を引き上げる可能性は低いとの見解を改めて示した。
市場がこれより早い利上げを織り込んでいることに触れ、「こういった期待感は私が示したばかりの見通しと整合性を取るのが難しく、来年あるいは23年序盤の利上げがなぜ織り込まれているのかを理解するのは困難だ」と語った。
「この時間枠で他の国々では政策金利が引き上げられるかもしれないが、豪州の賃金とインフレ率の経緯は大きく異なる」と続けた。
総裁は国内経済について、シドニーやメルボルン、キャンベラで実施されているロックダウンの影響で第3・四半期は少なくとも2%のマイナス成長になる公算で、さらに大幅な縮小もあり得るとの見方を示した。
7月時点で4.6%だった失業率については、短期的に「5%台後半」に達すると予想し、「これは大きな後退だが、一時的になる可能性が高い」と指摘。「経済は第4・四半期に再び成長し、22年も回復が続く見通しだ」と述べた。
こうした楽観的な見方の背景には、ワクチン接種の加速によって第4・四半期に行動制限が緩和されるとの見方がある。
一方、コアインフレ率は過去5年にわたり、中銀が目標とする2─3%を下回っており、当局者は引き締めに転じる前にインフレ率が持続的に目標レンジ内に収まることを確認したい考えだ。
ロウ総裁は、そのためには現行1.7%の賃金上昇率が3%を上回る必要があるとし、24年までかかる公算が大きいと予想した。
ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が14日発表した8月の豪企業景況感指数は前月から改善した。主要都市で新型コロナウイルス感染対策のロックダウンが敷かれる中でも企業業績に底堅さが見られており、制限緩和後の急速な景気回復への期待をつないだ。
NABのチーフエコノミスト、アラン・オスター氏は、ロックダウン前の経済の勢いや財政・金融支援策、ワクチンが普及すれば封鎖が解除されるという確実性が、底堅い調査結果に反映されたと説明。「第3・四半期の経済活動は大きな打撃を受けると予想するが、制限が緩和され次第、活動が持ち直すというわれわれの見方を調査結果は裏付けている」と述べた。
ANZの消費者調査によると、ニューサウスウェールズ(NSW)州の10月再開計画の影響はすぐに表れ、同州の信頼感指数は10.6%上昇した。
ロウ総裁は、消費者の購買力は財政刺激策、高い貯蓄率、住宅価格の急上昇に支えられていると指摘した。
価格の上昇で手ごろな住宅が乏しくなるとの懸念が出ているものの、総裁は利上げによる問題解決を求める声を一蹴。「住宅価格の水準に関する社会全体の懸念に対し、利上げや貸し出し抑制を講じるのは最善の対処ではない」と述べた。
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