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 本日のニューヨーク為替市場でドル円は、米長期金利の動向を睨みながらの取引は変わらずだが、昨日106円前半の重さを確認したことで一度は下押し水準を探る展開もあるか。ただしオーダー状況は、200日移動平均線が位置する105.50円付近から日足一目均衡表・転換線105.32円前後まで買いが目立つ。その下も105円手前から15日安値104.91円近辺まで押し目を拾いたい向きは多そうであり、もし下値を広げた場合でも調整の範囲内に留まりそうだ。 
 なお上サイドのオーダーは、106円台前半から半ばにかけては依然として売りが優勢ではあるものの、昨日高値106.22円を超えた辺りには損切り注文も集まり始めている。

 米長期金利に関しては、米10年債利回りが再び1.3%台に乗せて上昇基調を強めるか、または一旦は米3連休明けに作った1.2%台前半のギャップを埋めにいくかを見極めたい。また同30年債利回りは2%-2.1%のレンジをブレイクした方向に勢いを強めそうだ。
 米経済指標では、2月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数(予想:20.0)や前週分の米新規失業保険申請件数(予想:76.5万件)などが注目。またニューヨーク午前には、ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)理事やボスティック米アトランタ連銀総裁の講演が予定されている。

 他には、記録的な寒波に襲われた米南部の状況も気に掛ける必要がありそうだ。テキサス州などでは電力供給が間に合わず大規模な計画停電が始まり、同地域の石油・天然ガスのパイプラインや精油施設も閉鎖された。エネルギー供給不足が長期化するようであれば、経済ダメージへの懸念が高まるだろう。

想定レンジ上限
・ドル円の目先の上値めどは昨日高値106.22円。その上では昨年9月3日高値106.55円が意識される。
想定レンジ下限
・ドル円は200日線105.50円を念頭に、下値めどとしては日足一目・転換線105.32円を見込む。