IDでもっと便利に新規取得

ログイン


ここから本文です

本日のNY為替市場のドル円は、米10年債利回りの低下を受けて軟調推移が予想されるものの、バイデン米政権の大型経済対策の早期成立期待感から下値は限定的か。

 本日から過去最大規模の米国債入札(合計1260億ドル:9日3年債580億ドル、10日10年債410億ドル、11日30年債270億ドル)が予定されており、本日は、3年債の入札が行われる。  
 米国債市場に債券自警団が健在ならば、過去最大の財政赤字と債務残高の下での過去最大規模の入札に対して、米政府の放漫財政にお灸を据える動きを見せると思われることで、入札状況に要注目となる。
 イエレン米財務長官は、27兆ドル規模の債務残高(対GDP比130%)にも関わらず、現状の低金利は新型コロナウイルスへの対応策として大規模な財政出動をする機会だと述べ、かつての部下だったパウエルFRB議長に低金利の維持を要請している。
 米下院は、先週5日に今会計年度予算の大枠となる予算決議案を可決しており、バイデン大統領が掲げる1兆9000億ドル規模の経済対策案を財政調整法による民主党の賛成(50票+ハリス米副大統領)のみで可決させる道が開かれている。しかし、議会予算局(CBO)が、米経済対策案の一環として最低賃金を時給15ドルに引き上げを目指す取り組みは、財政赤字を向こう10年で540億ドル拡大させるとの見通しを公表したことで、「バード・ルール」などの政治的および手続き上の障害にぶつかった可能性が指摘されており、関連ヘッドラインに要警戒か。「バード・ルール」は、予算対象とする10年を超える年度で赤字を増やす法案を禁止している。

・想定レンジ上限
 ドル円の上値の目処(めど)は、2月5日の高値の105.77円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値の目処(めど)は、一目・基準線の104.18円。