各銘柄の業績や動向を当サービスが募集したユーザーが分析した記事を表示しています。詳細はこちら ディー・エヌ・エーの株価上昇の理由と将来性について 5 8 2025/05/23 13:45 rss ★ ツイート 1 DAS 5月19日 13:13 2024年から大きく株価を伸ばしているディー・エヌ・エー(DeNA)。 その株価の上昇理由は、2024年10月30日にリリースされたスマートフォン向けゲームアプリ「Pokémon Trading Card Game Pocket」(ポケポケ)が世界的に大ヒットしたことが大きく関わっています。 いわゆる「ポケポケ相場」が始まってから既に半年ほど経ちますが、 ここで気になるのは一過性による株価上昇なのか、 それとも長期的な株価上昇を期待できるのかという点です。 現段階の状況をまとめますので、今後も投資銘柄にふさわしい銘柄かどうか参考にしてください。 ■これまでのDeNAについておさらい DeNAは日経225採用銘柄で、主に4つの事業(ゲーム・ライブ配信・スポーツ・ヘルスア)で売上を構成している企業です。 2025年2月決算の情報では、ゲーム事業とスポーツ事業の利益が大きく、一方ライブ配信は小幅赤字、ヘルスケアは大幅赤字を出しています。 前述のとおり、ゲーム事業ではポケポケが大ヒットしていますが、同アプリによる業績寄与はこの決算で初めて正確に判明しました。 スポーツ事業では横浜DeNAベイスターズが2024年SMBC日本シリーズで26年ぶりに1位を取るという快挙を成し遂げました。その影響もあってかスポーツ事業の利益も上振れしました。 昨年度は中国展開縮小が理由でゲーム事業そのものがかなり下振れており、会社全体の利益としても赤字着地でした。そのため2025年2月決算ではゲームセグメントの利益が前年度比8,126.8%増というあまりにもインパクトのある数字となっており、決算翌営業日はなんと3,032円→3,732円のストップ高を達成しました。 そして2025年5月の本決算では、2月の決算同様にゲームセグメントは1,016.1%増と好調で、他の事業も前決算と比べ堅調な推移でした。 しかし、DeNAの連結子会社であるデータホライゾンの約44億の減損損失の計上や、ゲーム事業の約37億の人件費増加などがあり、利益を大きく減らした影響でコンセンサス未達となりました。 65円(普通配当33円+記念配当32円)への増配もありましたが、四季報などの事前予想では40円とされていたため、記念配当の部分がネガティブに捉えられたようです。 例年通りではあるのですがDeNAは通期予想を出さないので、それらが嫌気売りにつながり決算翌営業日は3,630円→3,035円(-595円)と大きく株価を落とすことになりました。 ■チャート推移の特徴は? DeNAのチャートは短期間で一気に上昇するわけではなく、数か月かけてじわじわと株価を底上げしていく特徴があります。 日足や週足の移動平均線や一目均衡表やボリンジャー・バンドなどの指標を参考にするといいでしょう。 基本的にはレンジ相場(一定の値幅で上下を繰り返す相場)を繰り返しながら、決算や会社からの業績に関わるIRが出たときに大きく株価が変動する(株価の水準が一段変わる)という特徴があります。 もし、あなたがDeNA株購入を検討しているのであれば、次回の決算後を見据えておくといいでしょう。 ■会社の将来性と今後の株価上昇の見込みは? DeNAの過去の月足チャートを見ると、現在の株価3,000円台は割高の位置と感じるかもしれません。 過去2回ほど、4,000円前後まで上がったことがあり(※2011年8月の4,330円/上場来高値、2016年9月の3,950円)いずれもその後は長期下降トレンドとなっております。 今年の2月につけた年初来高値は4,093円。先日の関税騒動などもあり、日本市場そのものが不安定なため、ここから投資をするのは勇気が必要だと思います。 その際に注目したいのはその銘柄の「出来高」です。 DeNAの、直近半年間(2024年11月~2025年4月)における合計出来高はなんと15憶株以上となっており、前述した2011年や2016年の上昇期間と比べても3倍以上の水準を記録。DeNA上場史上最大の出来高をつけています。 この出来高から多くのファンド参入が推察できます。また株主の平均取得単価も上昇しているため、簡単にこの相場は終わらないことが期待できるでしょう。 何より重要なのはDeNAが今後10年単位で継続的に大きな利益を生み出し続ける可能性のあるコンテンツを手に入れたことです。 「パズドラ」や「モンスト」を筆頭に10年以上利益を上げ続けるゲームアプリは数多くあり、「ポケモンカードゲーム」というコンテンツの強さと普及率を見るに、今後、長期的にDeNAの業績を支える一柱になることが大いに期待できます。 また、同社はポケポケだけの会社ではなく、ゲーム事業で新たな大型IPの展開や安定したスポーツ事業の収益、子会社であるタクシー配車アプリ「GO」運営会社の上場思惑、最近ではAI事業に会社を上げて取り組むという発表があり、株価上昇の材料は豊富にあります。 一旦ポケポケ相場は落ち着くことになりそうですが、今後の新たな材料による株価上昇に期待したいところです。 返信する 投資の参考になりましたか? はい96 開く お気に入りユーザーに登録する この記事にコメントする 掲示板のコメントはすべて投稿者の個人的な判断を表すものであり、 当社が投資の勧誘を目的としているものではありません。 件の新着コメントを表示 5(最新) ビンナガ 5月23日 13:45 巨人が優勝する(^○^) 返信する 投資の参考になりましたか? はい6 いいえ0 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 4 tai***** 5月23日 11:30 今日も下げ…。 返信する 投資の参考になりましたか? はい1 いいえ0 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 3 tak***** 5月23日 10:23 >>1 ゲームに興味のない場合は無価値です 返信する 投資の参考になりましたか? はい0 いいえ5 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 2 生涯傾奇者 5月22日 11:38 デビューおめでとうやでぇ~www 返信する 投資の参考になりましたか? はい10 いいえ0 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 読み込みエラーが発生しました 再読み込み お客様の環境ではJavascriptが有効になっていないため、次ページを読み込むことができません。 次ページ以降のコメントを参照したい場合は、Javascriptを有効にしてください。
2024年から大きく株価を伸ばしているディー・エヌ・エー(DeNA)。
その株価の上昇理由は、2024年10月30日にリリースされたスマートフォン向けゲームアプリ「Pokémon Trading Card Game Pocket」(ポケポケ)が世界的に大ヒットしたことが大きく関わっています。
いわゆる「ポケポケ相場」が始まってから既に半年ほど経ちますが、
ここで気になるのは一過性による株価上昇なのか、
それとも長期的な株価上昇を期待できるのかという点です。
現段階の状況をまとめますので、今後も投資銘柄にふさわしい銘柄かどうか参考にしてください。
■これまでのDeNAについておさらい
DeNAは日経225採用銘柄で、主に4つの事業(ゲーム・ライブ配信・スポーツ・ヘルスア)で売上を構成している企業です。
2025年2月決算の情報では、ゲーム事業とスポーツ事業の利益が大きく、一方ライブ配信は小幅赤字、ヘルスケアは大幅赤字を出しています。
前述のとおり、ゲーム事業ではポケポケが大ヒットしていますが、同アプリによる業績寄与はこの決算で初めて正確に判明しました。
スポーツ事業では横浜DeNAベイスターズが2024年SMBC日本シリーズで26年ぶりに1位を取るという快挙を成し遂げました。その影響もあってかスポーツ事業の利益も上振れしました。
昨年度は中国展開縮小が理由でゲーム事業そのものがかなり下振れており、会社全体の利益としても赤字着地でした。そのため2025年2月決算ではゲームセグメントの利益が前年度比8,126.8%増というあまりにもインパクトのある数字となっており、決算翌営業日はなんと3,032円→3,732円のストップ高を達成しました。
そして2025年5月の本決算では、2月の決算同様にゲームセグメントは1,016.1%増と好調で、他の事業も前決算と比べ堅調な推移でした。
しかし、DeNAの連結子会社であるデータホライゾンの約44億の減損損失の計上や、ゲーム事業の約37億の人件費増加などがあり、利益を大きく減らした影響でコンセンサス未達となりました。
65円(普通配当33円+記念配当32円)への増配もありましたが、四季報などの事前予想では40円とされていたため、記念配当の部分がネガティブに捉えられたようです。
例年通りではあるのですがDeNAは通期予想を出さないので、それらが嫌気売りにつながり決算翌営業日は3,630円→3,035円(-595円)と大きく株価を落とすことになりました。
■チャート推移の特徴は?
DeNAのチャートは短期間で一気に上昇するわけではなく、数か月かけてじわじわと株価を底上げしていく特徴があります。
日足や週足の移動平均線や一目均衡表やボリンジャー・バンドなどの指標を参考にするといいでしょう。
基本的にはレンジ相場(一定の値幅で上下を繰り返す相場)を繰り返しながら、決算や会社からの業績に関わるIRが出たときに大きく株価が変動する(株価の水準が一段変わる)という特徴があります。
もし、あなたがDeNA株購入を検討しているのであれば、次回の決算後を見据えておくといいでしょう。
■会社の将来性と今後の株価上昇の見込みは?
DeNAの過去の月足チャートを見ると、現在の株価3,000円台は割高の位置と感じるかもしれません。
過去2回ほど、4,000円前後まで上がったことがあり(※2011年8月の4,330円/上場来高値、2016年9月の3,950円)いずれもその後は長期下降トレンドとなっております。
今年の2月につけた年初来高値は4,093円。先日の関税騒動などもあり、日本市場そのものが不安定なため、ここから投資をするのは勇気が必要だと思います。
その際に注目したいのはその銘柄の「出来高」です。
DeNAの、直近半年間(2024年11月~2025年4月)における合計出来高はなんと15憶株以上となっており、前述した2011年や2016年の上昇期間と比べても3倍以上の水準を記録。DeNA上場史上最大の出来高をつけています。
この出来高から多くのファンド参入が推察できます。また株主の平均取得単価も上昇しているため、簡単にこの相場は終わらないことが期待できるでしょう。
何より重要なのはDeNAが今後10年単位で継続的に大きな利益を生み出し続ける可能性のあるコンテンツを手に入れたことです。
「パズドラ」や「モンスト」を筆頭に10年以上利益を上げ続けるゲームアプリは数多くあり、「ポケモンカードゲーム」というコンテンツの強さと普及率を見るに、今後、長期的にDeNAの業績を支える一柱になることが大いに期待できます。
また、同社はポケポケだけの会社ではなく、ゲーム事業で新たな大型IPの展開や安定したスポーツ事業の収益、子会社であるタクシー配車アプリ「GO」運営会社の上場思惑、最近ではAI事業に会社を上げて取り組むという発表があり、株価上昇の材料は豊富にあります。
一旦ポケポケ相場は落ち着くことになりそうですが、今後の新たな材料による株価上昇に期待したいところです。
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