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11(最新)
スマホ持ってない
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65歳のジイチャンですが、ディズニーランドが好きで若いころから時々家族と行っていました。数年ぶりに行ってみようかと思い色々調べていると、このご時世、値上げの理由付けに追い風なのはなんとなくわかりますが、入場チケットの購入、パークの地図やトイレの場所、アトラクションのプレミアアクセスなど何でもかんでもスマホというシステムに愕然とし諦めました。今ではパーク内のお掃除もすべてロボットがやっているんでしょうね、と嫌味の一つも言いたくなります。
アトラクションに並ぶのは確かに疲れますが、その間子供たちと他愛のない話をしたり、いざ乗り込めた時の嬉しさもそれはそれで良い思いです。地図もスマホ、レストラン、お土産もスマホで予約。きょうび、効率よく収益を上げるためにはデジタルツールは必須なのでしょうが、利用するのはやっぱり人間です。
記事にも書かれているように、創業者のウォルト・ディズニーは「ディズニーランドは永遠に完成しない。この世界に想像力が残っている限り成長し続ける。」と言っています。ジイチャンは言いたい。この世界には、いまだにスマホに苦労しているたくさんのアナログ人間がいるという想像力を持って欲しい、と。
10年前に家族と行ったボロボロの紙の地図を眺めながら当時を懐かしんでいます。(せめて紙の地図くらい置いて欲しいよ)。 -
1人より2人で行きたいものでは? 1枚やるからあとは買え
だと優待要らないやになるのかも -
そもそも割高すぎて上値余地がないだろ。収益力の実態と比べれば、今でも十分高い。低迷というか、一時期過熱したのが戻しつつあるだけ。
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材料出尽くし&割高なんだから仕方ないでしょ。
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OLCの株価は加熱気味で高値で来たように感じる。他の株式から考えると、2000円台の株価は妥当ではないかと考えます。
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この記事の通り ファストパスが無くなり 並ぶ時間を削るには
プレミアアクセスの有料など お金儲けのパークと言う印象が残ります。 ファストパスの時代は 楽しかったのに・・・・・
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オリエンタルランド(以下OLC)の株価が低迷している。2024年1月につけた5,765円の高値から下落の一途をたどり、復活の兆しがなかなか見えない。昨年6月には新エリア「ファンタジースプリングス」もオープンし、依然としてパークに対する人気は衰えていないように思えるが、なぜこれほどまでに株価が上がらないのだろうか。オリエンタルランドの現状を分析すると、いくつもの原因が浮かび上がってくる。
■株価低迷の原因とは
1)値上げとシステムの複雑化
まず度重なる値上げが客足を遠ざけていると言えるだろう。しかし海外のディズニーパークと比較すると、相対的に割安であり、人件費なども考えると、パークのクオリティを維持するためにもある程度は致し方ないと思われる。とはいえ、以前は無料であったファストパスがなくなり、有料のプレミアアクセスとなったことがさらに消費者心理を冷やしている。待ち時間が少なくなるのは魅力的であるが、人数分購入する必要があり、特にメインターゲットである家族連れには厳しいと言える。また、マップもアプリで確認する必要があるなどスマホが必須となっており、デジタルに弱い高齢者層も遠ざけてしまっている。ショーの抽選などもアプリから行うので、紙のマップを広げていたアナログな時代に比べると、システムの複雑化は否めない。
2)パーク拡張の限界とクルーズ事業への懐疑的な目線
昨年ファンタジースプリングスが開業したことはすでに述べたが、敷地面積を考えるとこれ以上のエリア拡張を望むことは難しい。パークとホテルの舞浜一極集中となっているのが現状であり、首都直下地震などが起きた際に甚大な被害が及ぶことは間違いない。OLCも舞浜依存脱却を掲げており、およそ3300億円を投じて2028年度にクルーズ事業を開始することを発表している。ファンタジースプリングスの投資額が約3200億円であったのでそれを上回っており、OLCの力の入れ具合がわかる。しかし、逆に言えばそこまで新しい材料に乏しく、またOLCはクルーズ事業により年間40万人の集客と1000億の売上を見込んでいるが、日本では初の試みとなるので、現時点では絵に描いた餅に終わる可能性も否定できない。
3)筆頭株主・京成電鉄の存在
筆頭株主である京成電鉄(9009)の存在もOLCに暗い影を落としている。京成電鉄株を保有するイギリスの投資ファンド「パリサー・キャピタル」がOLC株の売却を求めて強く圧力をかけており、今後の見通しが立たず投資家心理を冷やしているのだ。複雑な資本関係という観点からもOLCは厳しい立場に立たされている。
■「夢の国」復活の道は
1) パーク運営の見直し・クルーズ事業の成功
せっかく「夢の国」に行ったのに終始スマホと睨めっこでは、あの素晴らしい世界観に浸ることはできない。確かにデジタル化は利便性を高めてくれるが、紙のマップを家族や友人みんなで見てパークを回るといった喜びが失われてしまっているのではないだろうか。そもそも小さいスマホの画面では見づらいという問題もあるので、希望者には紙マップを配布するなど、老若男女問わず世界観に没入できる一層の工夫や、値上げに見合う体験価値や顧客満足度の向上が求められている。また、重要なカギとなるのが大規模投資を行うクルーズ事業の成功である。これまでのメインターゲットである学生やファミリー層に加えて、年配の富裕層などを新たに取り込むことができれば、かなりの収益を見込めるだろう。事業開始までに適宜丁寧なアナウンスメントを行い、期待感を高めていくことも必要である。
2) 株主重視の経営
株主にはディズニーファンが多く存在すると思われるので、株主優待の見直しも有効であると考えられる。現在、パークチケットがもらえる株主優待を実施しているが、配当や優待利回りが低く、特に株主ならではのメリットもないので、投資家目線でも、ファン目線でも魅力に乏しい。株主限定のグッズやイベントなどの実施を望みたいところである。例えば、OLCと同じようにキャラクタービジネスを展開し、テーマパークの運営も行うサンリオ(8136)の株主優待には、株主限定のアクリルスタンドやぬいぐるみがある。さらにはオンライン株主懇談会やグリーティングなども実施予定であり、ファンの心を掴んでいる。まさにOLCとは対照的で、株主を大切にした経営が堅調な株価に繋がっているのだ。そのような株主ならではのグッズやプレミアムな体験を提供できれば、新たな資金を呼び込めるだろう。OLCも創立65周年を記念した特別株主優待(パークチケット)の実施を発表しており、少しずつ株主に目が向いてきているように思えるが、より一層株主を大切にした経営が求められている。
■まとめ
以上のように、OLCの株価は低迷しているものの、時間はかかるかもしれないが、復活の道は十分にあると思われる。ディズニー創業者のウォルト・ディズニーは「ディズニーランドは永遠に完成しない。この世界に想像力が残っている限り、成長し続ける。」という言葉を残している。新しい夢とアイデアで株価も復活し、成長することを祈るばかりだ。
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