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本日、8月21日（水）

＜2371＞ｶｶｸｺﾑ

食べログで予約機能充実、ム畑彰之介社長、他社とデータ共有も
◆2019/08/21（水） 日経産業新聞 5面

飲食店予約サイト「食べログ」などを運営するカカクコムの業績が好調を維持している。
２０１９年３月期は１４期連続で最高益を記録。

１９年４～６月期のインターネット予約数は前年同期比35％伸びるなど今期も好調に推移している。グルメサイトは競合がひしめくなか、好調の秘訣と今後の戦略について畑彰之介社長に聞いた。

――食べログ事業をどう評価しますか。

「これまでほぼ計画通りだ。ネット予約の件数も伸びており、国内でナンバーワンのグルメサイトになりつつある。業界にはぐるなびやホットペッパーなどの大手サイトに加え、新興勢力も出てきている。ただ市場環境はここ数年でそれほど大きく変化していない」
　
――ＳＮＳ（交流サイト）を含め、個人が発信できる情報量が増えています。

「飲食店の公式情報だけでなく、ユーザーから集めた口コミを適切に管理して多くの人にとって役に立つサービスを心がけている。これは我々にしかできない。我々はネット技術の進歩と歩調を合わせながら事業展開してきた。ユーザー視点でサービス提供していることが評価されている」
　
――今後の取り組みを教えて下さい。

「ネット予約の件数を伸ばす。ネット予約可能な店舗数を増やすほか、予約する時に指定できる席の種類も充実させ、サービスをさらに便利にする。ネット予約なら営業時間外も予約でき、ユーザーの利便性が高まる以外に店側も業務と集客を効率化できる。日本は海外と比べてネット予約の比率が低い。まだ上げる余地がある。口コミの件数も増やす。口コミが充実していることで公平性や信頼性が確保できる」
　
――グーグルなどの検索結果で食べログが上位に表示されることが多い印象です。

「グーグルからのサイト流入率は非常に高い。検索サイトではなく食べログの専用アプリを直接使う利用者も増えており、今後もっと伸ばしていく。」

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