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4565そーせいグループ 中長期ホルダー専用スレ【短期、売煽りは入室厳禁】の掲示板

改めてコメントするまでもないことですが、「前期に係る特殊要因が複数影響しているだけ」と述べましたのは、一つは条件付対価の計上(金融費用として2,891百万円)であり、もう一つは無形(固定)資産の減損(3,064 百万円)ですね。

そして注目すべきことは今後はさらなる条件付対価の計上も、さらなる無形(固定)資産の減損も、それらはほとんど考慮する必要がなくなったことですね。

条件付対価の計上については再三、決算説明資料やブログにおいて今期以降追加的な計上がほとんどないことについてはふれられてきましたが(Heptares社買収後の一定期間の経過のため)、無形(固定)資産の減損についても同様ですね。

それは2021年12月期の有価証券報告書の86ページの無形資産の明細表をみれば明らかです。

無形資産のうち「事実上」減損の対象になるのは「顧客関連」として計上されてきた金額ですね。それは2020年12月末では3,048百万円計上されていましたが、上記の減損計上(M1に関して次世代型新規化合物が採用されたことによる)により、2021年12月期末では225百万円と僅少な金額になりました。
今後、全額が減損されても225百万円ですね。

基盤技術関連として8,761百万円の計上金額がありますが、これはStaR関連技術に係る無形資産であり、SoseiHeptaresの「命」と言ってもよいでしょう。
万が一、これが減損されるような場合はそれこそSoseiHeptaresが「完全に競争力を失う」場合であり、現段階では「全く想定外の事象」でしょう。

これら以外に「製品関連」や「その他」として合計134百万円ありますが、これもSoseiHeptaresにとってはほとんど影響ないといえる金額です。

つまり、2021年12月期の決算において、それまで大きな負担となっていた条件付対価の問題や、無形資産の減損関連の二つの大きな問題が一気に解決がついたということになるのですね。