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3月末、(前日の)ADRと日本市場があまりにも連動しなかったので調査してみたところ、予想しなかったことまで見えてきました。

Zに加えて、比較対象としてADRのある主要な日本の100企業を対象として、3月の半ばから終わりまでのADRと日本市場の相関を調べました。

なお、現在ADRで十分な量の出来高で恒常的に取引されている日本企業は多くないので(150程度)、対象企業が100、対象株価が数千個というのは、サンプルとして十分な大きさかと思います。

まず、ここの会社については、(前日の)ADRと日本市場の相関は「0.09」でほぼゼロで、やはりADRは翌日の株価を予測するうえで参考にならなかったようです。

次に、日本の主要100企業の(前日の)ADRと日本市場の相関を計算してみると、平均は「0.12」で、これもほぼ相関なし。
ということは、Zに限らず前日のADRと日本市場の株価はほとんど相関しないもののようですね、少なくとも最近は。

というわけで、Zも他企業も前日のADRはそんなに気にしなくてよいのでは、という結論で終わりにしようとしたとき、妙なことに気がつきました。

  • >>961

    さきほどのものは「(前日の)ADR→日本市場」の調査ですが、その逆の「日本市場→(同日の)ADR」の方で気になる現象があります。

    主要100企業の「日本市場→(同日の)ADR」の相関を調べてみると、まあまあしっかりした相関になっています。
    平均は0.6強で、0.5~0.9の間が多く、マイナスは100企業中わずか3つ、ワーストで-0.2台でした。
    日本市場に合わせて直後に同じ方向に動くというのは自然ですね。

    ところが、Zの「日本市場→(同日の)ADR」の相関は、「-0.32」。
    今回対象とした全企業を下回り、さらに試しにもう50社ほど追加して調査してもZが最低値となりました。
    「ADR→日本市場」は他と比べて異常とまでは言えませんが、「日本市場→ADR」の方は異常です。


    4月に入ってからはおそらくそこまで極端ではなく、また出来高がかなり多ければ信頼性は少し上がると思います。
    ただ、3月あたりのZのADRについて言えば、動きが妙で、何か自然ではない方向の力がかかっていたことが考えられます。
    今後も、ポジションにかかわらず、ADRの動きは簡単に信用せずに警戒しておくのがよいかと思います。

    Zについて さきほどのものは「(前日の)ADR→日本市場」の調査ですが、その逆の「日本市場→