投稿一覧に戻る 男子会女子会。なんでも雑談の掲示板 4876 かっちゃん 2019年8月16日 00:04 ② 岡崎さんは、切符を売る係を担当され、14日の朝に勤務を終え帰宅されました。 翌15日。出勤すると、線路は崩れ落ち、京橋駅はがれきの山と化していました。 階段で子どもをおんぶしたままうずくまる女性がいました。「大丈夫ですか」と 声をかけたが、返事はなく、そのまま倒れこんでしまいました。 座っている女性がいました。「どうしたの」と肩をさわると、上半身しかありま せんでした。移動する間、遺体を幾つまたいだかわからない。 敗戦の知らせは、代表して玉音放送を聞いた駅員から聞かされました。戦争が 終わるのが、あと1日早ければ、こんなに多くの命が失われることはなかった のに。「この1日を取り返せないのか」 駅員たちは座り込んで泣いたそうです。 その後の数日間、岡崎さんたちの仕事は、泊まり込みで遺体を荼毘に付すこと でした。衣服やかばんに縫い付けられた文字を確認し、亡くなった人の名前を 一人一人、手帳に記録し、「腐ってしまう前に、早く焼いてあげないと」という 一心だったそうです。 「多くの人を助けられなかったことが苦しく、当時を思い出すのは今もつらい」 岡崎さんは、74年たっても癒えない苦しみを積極的に人に話すことはありません でしたが、体の動く限り慰霊祭への参列を続け、冥福を祈り、生きてこられた 感謝を伝えたいそうです。 返信する そう思う3 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する ツイート 投稿一覧に戻る
かっちゃん 2019年8月16日 00:04
②
岡崎さんは、切符を売る係を担当され、14日の朝に勤務を終え帰宅されました。
翌15日。出勤すると、線路は崩れ落ち、京橋駅はがれきの山と化していました。
階段で子どもをおんぶしたままうずくまる女性がいました。「大丈夫ですか」と
声をかけたが、返事はなく、そのまま倒れこんでしまいました。
座っている女性がいました。「どうしたの」と肩をさわると、上半身しかありま
せんでした。移動する間、遺体を幾つまたいだかわからない。
敗戦の知らせは、代表して玉音放送を聞いた駅員から聞かされました。戦争が
終わるのが、あと1日早ければ、こんなに多くの命が失われることはなかった
のに。「この1日を取り返せないのか」 駅員たちは座り込んで泣いたそうです。
その後の数日間、岡崎さんたちの仕事は、泊まり込みで遺体を荼毘に付すこと
でした。衣服やかばんに縫い付けられた文字を確認し、亡くなった人の名前を
一人一人、手帳に記録し、「腐ってしまう前に、早く焼いてあげないと」という
一心だったそうです。
「多くの人を助けられなかったことが苦しく、当時を思い出すのは今もつらい」
岡崎さんは、74年たっても癒えない苦しみを積極的に人に話すことはありません
でしたが、体の動く限り慰霊祭への参列を続け、冥福を祈り、生きてこられた
感謝を伝えたいそうです。